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そうこうしているうちに1週間はあっという間に過ぎ去り、ヒーローインターンは最終日を迎えた。ホークスと似ているコスチュームを身に纏ったAは、しばらく地方ニュースの話題にのぼり、将来はホークスのサイドキック入りになるのかと騒がれている。
そんな渦中のAだが、コスチュームの着心地を気にいり、私服でもジャケットを羽織ったりしていた。
今日も黒のインナーを着込み、同じ色のジャケット、そしてショートパンツとショートブーツを履き、手袋をはめたAは、高い位置で髪を1つにまとめると、ホークスを急かす。はいはい、と軽い返事をしながらもホークスは携帯を掲げ、Aの写真を数枚撮った。
「今日が最終日か〜。早いね」
「私、強くなった？」
「そりゃもう。この1週間心強かったよ」
良かったと笑い、Aは窓を開ける。ふわりと浮いたAの写真を撮り、SNSにタグをつけてアップしたホークス。そのタグは『＃ヒーローA ＃インターン最終日 ＃明日には帰っちゃう ＃急募 ＃引き止める方法』などと、ホークスのガチ恋ファンが見たら失神ものである。
お揃いのコスチューム、タグには彼女との別れを惜しむもの。どう見ても勝ち目がないのは明白だった。そもそもAの容姿は贔屓目なしで、神が精巧に作ったドールと言われてもおかしくないほど整っている。黄金比の肢体はしなやかで、個性も強いときた。どこを切り取っても負け戦だ。
「ホークス？何しとん？」
「ん〜、ちょっとね」
「携帯鳴っとるよ」
鳴り止まない携帯を指されて、ホークスはアプリの通知を切った。いいのと言うAに頷いたホークスは、同じように空へ飛び立つ。
この景色を共有できるのは俺と彼女だけ。プレゼントマイクにもイレイザーヘッドにも負けやしない。そう言い聞かせても、迫り来る寂寥感には抗えない。
「明日が来なよかとに」
ぽつりと呟いても彼女には届かなかった。振り向いたAの背後に映る曇天。最終日なんだから青空になればいいのに、と自嘲気味に笑い、眩しそうにAを見た。
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怜(プロフ) - あのさん» これからいい事が沢山あるはずのなのできっと幸せになれますよ！更新頑張りますね！！ (2021年9月12日 23時) (
レス) id: 37b3e8feed (このIDを非表示/違反報告)
あの - 夢主ちゃん、つらいだろうなぁ〜ー・゜・(つД｀)・゜・(((最終的には私も泣いていましたw このお話は神作品です!!!! ((上から目線ですみませんｍ(｡≧Д≦｡)ｍ 更新頑張って下さいq(*･ω･*)pﾌｧｲﾄ! 応援してます(p｀･ω･´q) (2021年9月12日 6時) (レス) id: 897b0238c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2021年8月29日 6時
