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コスチュームの図案はすでに渡されており、これから考えるものだと思っていたAは驚いてホークスを見る。
「完成っていつ頃になります？」
「早くて明日ってとこですね。取りに来ますか？」
「はぁい。お願いしますね」
じゃ、とホークスは歩いていく。Aはそれを追いかけて、コスチュームの裾を引っ張った。どういうことだと言うAはただただ不思議そうにしているだけで、ホークスは人知れず安堵の息をつく。怒っているわけではないということが分かり、あらかじめ用意していた言い訳を紡いだ。
「Aがヒーローを目指すお祝いってとこ。コスチューム作ってないだろうなって思って。嫌だった？」
「……ううん。嬉しいけど」
「よかった。じゃ、次行こうか」
小さな手を握り、先導する。素直についてくるAはどんなコスチュームにしたのか気になるようで、首を捻っていた。ホークスは横目でその様子を見ると笑みを浮かべる。
自分とお揃いにしたと言ったら、この少女はどんな顔をするだろう。嬉しそうに笑うのだろうか。それとも、恥ずかしそうにするのだろうか。
どちらにせよ、ホークスはコスチュームを着ているAを見るだけで満足するのだから、金に糸目をつけず製作をお願いしてよかった、と笑うことになるだろう。
「ホークス、次は？」
「服見にいこっか」
「……パトロールせんでいん？」
「実はさっき非番にしてきた」
ピース、とVサインをしてホークスはAを覗き込む。もちろん要請があれば出向くが、Aがいるのだ。少しくらい休憩をしたってバチは当たらないだろう、と片手間に連絡をしておいたため、午後からフリーである。
「それに俺ら出てるし、そんなに事件は起きないでしょ」
「……そうかも？」
「そーなの！さ、行こう」
余談だが、行く先々の店で気に入った服を次々と購入し、紙袋を大量に持って楽しそうに笑うホークスとげんなりしているAが見られた。
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怜(プロフ) - あのさん» これからいい事が沢山あるはずのなのできっと幸せになれますよ！更新頑張りますね！！ (2021年9月12日 23時) (
レス) id: 37b3e8feed (このIDを非表示/違反報告)
あの - 夢主ちゃん、つらいだろうなぁ〜ー・゜・(つД｀)・゜・(((最終的には私も泣いていましたw このお話は神作品です!!!! ((上から目線ですみませんｍ(｡≧Д≦｡)ｍ 更新頑張って下さいq(*･ω･*)pﾌｧｲﾄ! 応援してます(p｀･ω･´q) (2021年9月12日 6時) (レス) id: 897b0238c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2021年8月29日 6時
