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そろそろパーティーを始めようかというときに、ジェイドに手を引かれる。なにって笑いかけると、小さな手紙を渡された。
「こちら、グリムくんからの招待状です」
「グリムから？」
「ええ。鏡舎に行く際に偶然会いまして。渡してほしいと頼まれました」
ふうん、と呟いて手紙を開く。
『
Aへ
パーティーに招待してやるんだゾ。
もう始めてるからな！
』
少し歪な文字。あの小さな手で一生懸命書いたんだろうな。グリムだという証として肉球のスタンプ付きだ。
笑いながらジェイドにも見せてやると、面白そうに口角を上げる。パーティーに招待されたんだったら行くしかないだろ。さて、手土産は何がいいかな？
「なんです？何か面白いことでも？」
「アズール、見てくれ。グリムからの招待状だ」
「なるほど。行きますか？」
「うん。面白そうだし、顔だけでも出そうかなって」
アズールも来るって言って、準備を始める。こっちのパーティーはしばらく俺たちがいなくても問題ないだろ。賢いうちの寮生だからな。
手土産としてパーティーのために準備していたクッキーやらを紙袋に詰める。そういえば、あっちのパーティーは誰が来てるんだろう？考えられるメンバーとしては1年くらいか。となると、エース・トラッポラにデュース、ジャック・ハウルとエペル・フェルミエか。あとはディアソムニアのやつ。えっと、セベク・ジグボルトだったっけ？
まあ、向こうに行ったら分かることか。顔を出して土産を渡して、それで少し話したら帰るか。あっちにはあっちで積もる話もあるだろうし。先輩としてお邪魔するわけにはいかないだろ？
「さて。手土産の準備もできましたし」
「オンボロ寮にしゅっぱーつ！」
「あ、俺のシガレットケース……」
「こちらにありますよ」
よかった。これがないと生きてけないよ。
大事にポケットに収めて、早くと手を引くフロイドたちと一緒に歩き出した。
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怜(プロフ) - ミルクショコラさん» こちらこそ読んでくださってありがとうございます〜！赤面に関しては人それぞれなので新たな知識と言えるかどうかは分かりませんが… (2021年3月30日 0時) (
レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクショコラ - あと、自分あんまり赤面とかしないので、あ、耳の後ろから熱広がるんだなぁとか思ってました。新たなる知識を得ました。← (2021年3月27日 22時) (レス) id: 2e73fce6ea (このIDを非表示/違反報告)
ミルクショコラ - わぁぁ…え、ちょ、やばぁ…ｽｯ好きです！！！(大声)この作品を読んでいてめっちゃにやけてしまった…なんか、ホントに好きです。(語彙力)ありがとうございますｯｯｯ！！！ (2021年3月27日 21時) (レス) id: 2e73fce6ea (このIDを非表示/違反報告)
ライカ(プロフ) - こちらこそ！ありがとうございました！ (2021年3月12日 20時) (レス) id: 6cbc74f1c3 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - ライカさん» リクエストありがとうございました〜！ (2021年3月12日 19時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2021年2月3日 0時
