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side：ジェイド
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アズールまでAの虜になってしまったのは痛手ですね。そう考えながら、3人で仲睦まじくイチャイチャしているのを眺める。
…………どうして僕だけ我慢しなければならないのでしょうか？フロイドもアズールもずるいです。あんなに可愛いAを放って必須アイテムを取りにいかなければならない僕の気持ちを考えてないのでしょう？
それなら僕も知りません。僕だってAを可愛がっても許されるはずです。
アズールの反対側に座り、Aの尻尾を触る。びくん、と震えた尻尾に優しく指を這わせると、Aが振り返った。
「ジェイド……？」
「はい。僕にも可愛がらせてください」
「ん、どーぞ」
ぐるり、と尻尾を僕の腕に巻き付けると、その先で手の甲を撫でる。カッと目の奥が熱くなった。
それを誤魔化すように器用ですね、と声をかけてふと思いつく。ネコの舌はざらざらとしたブラシ状になっているそうですね。それなら、今のAの舌はどうなんでしょう？
「A、こちらを向いて」
「なに……んえ！？」
「ふむ。ここもネコと同じようです」
開いた口に指を入れて舌を撫でる。引っかかるような感触。なんだか楽しくなってそのまま指で弄んでいれば、唾液が口の端から溢れた。
「ん、あぇ……れ、」
「ふふ。くすぐったいですよ、A」
「ゆひ、のけへ…こぇ、やら……」
舌を押さえているせいか、呂律が回らないA。可愛すぎますね。思わず真顔になってしまいます。
目で抗議してくるAは、僕を睨みつけるように上目遣いをする。それで睨んでいるつもりですか。僕からすれば、ただ強請られているようにしか見えません。
「つか、なんでこんなことになってんの？まぁたあの人間？なんかもらった？」
「ん、ちが……っぷは、ルーク・ハントにサイエンス部で作ったからってタルトもらった」
「ルークさんでしたか。ノーマークでしたね」
サイエンス部には今度お礼を持っていきましょう。こんな可愛いAを見せてくれたんですから。
しかし、あの人間からじゃなくて良かったです。もし彼からもらっていたとなると、僕たちはどんな手を使ってでもやり返さなければ気が済みませんから。
どうしてって、野暮ですね。僕の番に一度でも好意を伝えたことがある人間は敵と見なすに決まっているでしょう？
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怜(プロフ) - ミルクショコラさん» こちらこそ読んでくださってありがとうございます〜！赤面に関しては人それぞれなので新たな知識と言えるかどうかは分かりませんが… (2021年3月30日 0時) (
レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクショコラ - あと、自分あんまり赤面とかしないので、あ、耳の後ろから熱広がるんだなぁとか思ってました。新たなる知識を得ました。← (2021年3月27日 22時) (レス) id: 2e73fce6ea (このIDを非表示/違反報告)
ミルクショコラ - わぁぁ…え、ちょ、やばぁ…ｽｯ好きです！！！(大声)この作品を読んでいてめっちゃにやけてしまった…なんか、ホントに好きです。(語彙力)ありがとうございますｯｯｯ！！！ (2021年3月27日 21時) (レス) id: 2e73fce6ea (このIDを非表示/違反報告)
ライカ(プロフ) - こちらこそ！ありがとうございました！ (2021年3月12日 20時) (レス) id: 6cbc74f1c3 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - ライカさん» リクエストありがとうございました〜！ (2021年3月12日 19時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2021年2月3日 0時
