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「無敵じゃないから金庫に入れてるんだ！」
「はぁ……？」
「……ハッ！ハハハ！そうか、なるほどなァ！テメェ、面白いこと考えるじゃねぇか」
「大切なものは金庫にしまうって固定観念があったから辿り着くのに遅れましたけどね」
もうちょっと早く気付いていたら、この契約も楽だったろうにね。まあ、今はそんなこと考えてる時間なんてない。
明日の日没まで。どうやって鍵を盗むか。暗証番号はどうするか。フロイド先輩やジェイド先輩をどうやって躱すか。考えることは山積みだ。
レオナさんが分かりやすく説明している間に淡々と思考回路を回す。たぶん、先輩たちは僕たちを監視している。だから僕たちがラウンジへと赴けば、隙なんてできるわけがない。
となると、レオナさんたちに協力してもらうのが一番いい。盗むのはラギーさんが。契約書を破るにはレオナさんが最適。暗証番号のことだけど……。あのレオナさんだから、きっと数秒考えて解いてしまうんじゃないかな。って過度な期待かな？
「無敵の契約書の弱点がわかった今、さっそくオクタヴィネルに殴り込みに……」
「どうしてそう急ぐの。問題はまだあるよ」
「そうッスよ。監督生くんの予想が当たってたとしたらリーチ兄弟が必ず妨害してくるはず。正直、金庫よりすげー攻略が難しいと思うんスけど」
「それに関しては僕が」
すっと手を上げてさっきまで考えていたことを話す。僕たちが囮になってアトランティカ記念博物館に行って、その間レオナさんたちに盗んでもらうって作戦。
結構いいと思うんだけど。レオナさんは渋い顔をした。
「俺は、絶対に手を貸さねぇぞ。厄介ごとに巻き込まれるのはごめんだからな。タコ野郎絡みなら、なおさらだ」
「無理無理。諦める事ッスね。いくらAくんからのお願いって言っても限度があるッス」
「ダメですか〜。そっか〜。ふ〜ん？」
意味深にそう言って、ユウくんとグリムを手招く。こしょこしょと耳打ちをして頷き合うと、レオナさんたちに楽しい提案をした。
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怜(プロフ) - もち。さん» ありがとうございます！自分の手の中にあるとなお愛おしくなっちゃうんでしょうね……更新頑張りますねー！ (2020年12月29日 1時) (
レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
もち。(プロフ) - フロイドに抱きこまれて一緒に寝ちゃうの可愛いかよ…っ！と思わず顔面を覆いました笑お気に入りだからエンティティ様の加護じゃなくて自分の手で護りたいのかい？フロくん…獲物は逃さないでね…更新楽しみにしてます！しかしながら無理はなさらず！応援してます！ (2020年12月26日 22時) (レス) id: 2eef4b8e10 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - yozakura5011さん» ありがとうございま〜〜〜す！！ (2020年12月24日 14時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
yozakura5011(プロフ) - とても・・・とても好きです・・・（鼻血） (2020年12月21日 0時) (レス) id: 87d7c098c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年12月12日 1時
