検索窓
今日:10 hit、昨日:19 hit、合計:134,385 hit

40-2 ページ25

翌朝、グリムはイソギンチャクに引っ張られてどこかへ行ってしまった。助けて、と必死に前足を伸ばしていたけど。まあ、自業自得だからね。助けないよ。


「じゃあ、行こうか」

「うん。ジャックくんも待ってるよ」



***



2階の外廊下でジャックくんと合流する。今は授業の時間だけど、サボってしまった。クルーウェル先生、怒ってるかな?


「さて、早速アズールを監視しにきたわけだが……」

「来てくれるとは思わなかった」

「学園長直々の命令なんだ。サボりも大目に見てくれるだろ。それに、負けっぱなしは気にくわねぇ」


ジャックくんらしいね。というか、本当にジャックくん関わる気なの?やめといた方がいいと思うんだけど。だって、あのアズール先輩が相手だよ。面倒極まりない。

最終確認としてもう一度問う。しっかりと頷いたジャックくんは先導するように歩き出した。


それから、音楽、動物言語学、魔法薬学、と見てお昼の時間。バランス良くサラダも取っているのを見て、ジャックくんは難しそうな顔をする。


「アズールの奴、まさに完全無欠の優等生って感じだな」

「あの人、すごいでしょう?あれでカフェのオーナーもしてるんだから、その能力は折り紙付きだよ」


自分のことのように胸を張ると、ジャックくんは少しだけ笑った。そのまま談笑していると、グリムたちはへとへとで向かいに座る。


「ふな゙ぁあ〜〜〜〜……早速アズールのヤツにこき使われてヘトヘトなんだゾ〜」

「オクタヴィネル寮の掃除、ラウンジの給仕、購買に使いっ走りまでさせやがって」

「僕なんか、今日は朝6時に呼び出されたぞ」


大きなため息をついている3人にジャックくんは自業自得だと言う。もっと言ってやってよ。
ユウくんだけは心配そうにしているけど。そんな心配する必要ないよ。僕、結構怒ってるんだから。


「おや、どうなさったんです。暗い顔をして」

「あはは。ココ、イソギンチャクの群生地じゃん」

40-3→←40-1



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (140 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
605人がお気に入り
設定タグ:ツイステ , DBD , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - もち。さん» ありがとうございますー!この3章でぐぐっとレオナさんとの距離が縮まることでしょう、きっと。バトルはお楽しみに!なるべくかっこよくします! (2020年12月11日 0時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
もち。(プロフ) - 意外とレオナさん狂信者くんのこと気に入ってて読んでいてにやにやが止まりませんでした。リーチ兄弟と狂信者くんのバトルも気になる…っ!不干渉薬をどうクリアするんだろうか…続きを楽しみにしてます!ひそやかに応援してます。 (2020年12月9日 19時) (レス) id: 2eef4b8e10 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - MAERさん» ありがとうございま〜す!狂信者は何をやらせても楽しいですね……更新頑張ります! (2020年10月11日 0時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - もち。さん» ありがとうございます!絶対言わせるぞという強い意志を持っていたので言ってもらっちゃいました〜!エンティティさまバンザイ!求愛ネタも書きたかったので……喜んでもらえて良かったです!もち。さんもご自愛くださいね。更新頑張ります! (2020年10月11日 0時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
MAER - 続編おめです!夢主の性格どちゃくそすこ、、、((やっぱり狂信者は最高ですね、、! これからも頑張って下さい、!応援してます! (2020年10月10日 19時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2020年10月10日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。