裏話、そのきゅう ページ4
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/4abfd60a5120/?p=A&ans=42の裏話です。
side：アズール
＊＊＊
「そう言えば、A。さっき会っていた方はどなたですか？」
「俺の寮に入寮したやつ。不良に絡まれてたから、助けただけ」
なんてことないように、Aはそう言う。
あの入学式に騒ぎを起こした新入生ですか。闇の鏡に入るべく寮はないと言われていたのに、Aの寮に……。妬ましい。
苦々しい思いを飲み干して、いつも通りの笑みを浮かべた。
「シャチちゃんさぁ、ずいぶん気にかけてんだね、そいつのこと」
「あー、まあ。そいつ、魔法使えないし」
「Aは優しいですから、放っておけないんでしょう」
「なるほど、そういうことですか」
だからといって、許せるかと言われれば否。許せませんよ。Aに近づくことなんて、絶対に。
僕たちだけの可愛いA。魔法が使えないというだけで気にかけてもらえるなんて、おかしいと思いませんか。
遠くに見える、あの人間。あれさえいなくなれば、Aはまた僕たちだけのもの。どうやって追い出しましょうか。
「ああ、そうだ。しばらくは俺の寮に泊まるのなしね」
「えー！オレ、おもしれーゲーム見つけたのに！」
「お前らがいきなり押しかけたら、ユウがびっくりするだろ」
ぎゅう、と胸が苦しくなる。
そんなに、あれが大事ですか？僕たちよりも、あの人間の方が大事だと？いえ、そんなはずはありません。
僕たちが一番ですよね？魔法が使えないあの人間より遙かに頼りになりますよ。Aの嫌がることだって、一度もしたことがないんですから。
「お泊まり会はしばらくお預けですか……寂しいです」
「俺がそっちに泊まりに行けば寂しくないだろ？」
「それはそうですが……」
そういうことじゃないのに。ぐっと奥歯を噛みしめて、無理矢理微笑んだ。
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みやぺ - 読ませていただきました！お礼が遅くなり申し訳ありません！本当好きです文章力が、、有難うございます、、最後めちゃくちゃ覚えててほしかったんですけど、前衛でいることも忘れてほしいところもマクミラン君で、、！語彙力なくてすみません、本当有難うございました！ (2020年10月1日 0時) (
レス) id: 4b5b8920da (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - 隻狼姫さん» ありがとうございます！！ (2020年9月13日 16時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
隻狼姫(プロフ) - オクタたちとトリップものすごく好きです…(このシリーズが出たら絶対に読む←) (2020年9月12日 23時) (レス) id: efc986c11a (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - 三宏さん» ありがとうございます！リクエスト承りました。しばらくお待ちください！R18は書いていた時期もありますが、今のところ書く予定はありません。 (2020年9月12日 2時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
三宏(プロフ) - いつも楽しませてもらってます！マクミランくんが自傷癖な事を隠してて、それを知った3人が最も過保護になって甘々になる話が見たいです！後質問なんですが、R18とかって書かれたりしないのですか？ (2020年9月11日 22時) (レス) id: b9698f5579 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年8月5日 0時
