星集めと願い事【アズール編】 ページ30
イベストのネタバレ含みます。オクタとマクミランくんに願いごと言ってほしいだけなのでそのパートしかないです。
side:ユウ
***
イデア先輩のタブレット、それとオルトくんとグリムと一緒に、アズール寮長のもとへ向かう。スターゲイザーであるイデア先輩はブツブツと文句を言っていた。
ドアをノックすれば、すぐにアズール寮長が顔を出す。僕を見て顔を歪めたのは、たぶん気のせいじゃない。
「というわけで、願い星ください」
「いいでしょう。僕の願いは……『モストロ・ラウンジがよりいっそう繁盛しますように』」
ピカピカと眩しい光を放って願い星は光った。
というか、意外だな。ラウンジのことを願うなんて。僕はてっきり、Aさんのことについて願うと思ってたのに。
「すごくアズール氏らしいけど、意外性もなにもない内容でつまんな」
「いや、僕としてはめちゃくちゃ意外ですよ」
「なんで?」
「だって、Aさんについての願いごとじゃないんですもん」
タブレット越しに大きくため息を吐かれる。わかってないっすわ〜って呆れたように言われた。少し頬を膨らませれば、アズール寮長も肩を竦める。
ええ?なんでそんな反応なの?だって、あんなにAさん好きって言ってるのに。願い星に願わないなんておかしいじゃん。
「アズール氏がA氏のこと手放すわけないじゃん。願うだけ無駄」
「イデアさんの仰る通り、僕たちはAを離しませんから」
「あー、ナルホド……」
じゃあ、ジェイド先輩もフロイド先輩も願わないのかな。勿体ない。
僕だったら、Aさんとお喋りできますように、とか。手料理が食べれますように、とか!色々願うのにな。
まあ、願い星はグリムに渡しちゃったけど。
「もういいですか?僕も忙しいんです」
「はぁ〜い。ありがとうございました」
「いえ。ああ、そうです。Aのところに行くのなら、気をつけてください。今日、Aの機嫌は最悪です」
「A氏が?めずらし」
「面倒な輩に絡まれたそうですよ。全く、馬鹿な人が多くて困ります」
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みやぺ - 読ませていただきました!お礼が遅くなり申し訳ありません!本当好きです文章力が、、有難うございます、、最後めちゃくちゃ覚えててほしかったんですけど、前衛でいることも忘れてほしいところもマクミラン君で、、!語彙力なくてすみません、本当有難うございました! (2020年10月1日 0時) (レス) id: 4b5b8920da (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - 隻狼姫さん» ありがとうございます!! (2020年9月13日 16時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
隻狼姫(プロフ) - オクタたちとトリップものすごく好きです…(このシリーズが出たら絶対に読む←) (2020年9月12日 23時) (レス) id: efc986c11a (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - 三宏さん» ありがとうございます!リクエスト承りました。しばらくお待ちください!R18は書いていた時期もありますが、今のところ書く予定はありません。 (2020年9月12日 2時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
三宏(プロフ) - いつも楽しませてもらってます!マクミランくんが自傷癖な事を隠してて、それを知った3人が最も過保護になって甘々になる話が見たいです!後質問なんですが、R18とかって書かれたりしないのですか? (2020年9月11日 22時) (レス) id: b9698f5579 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:怜 | 作成日時:2020年8月5日 0時