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「あ〜っ！Aく〜ん！」
「………………………エイミーさん」
「さんなんて付けなくていいよぉ！」
あれから数日。この通り懐かれたらしく、見かける度に話しかけられている。毎回さん付けしてるんだから、そろそろ察してほしいものだ。
不意に温度が下がる。斜め上を見れば、ジェイドは笑ってなかった。
……この場にフロイドがいなくて良かった。高身長の2人が真顔だったら、怖くて仕方ない。
俺の前で立ち止まると、そいつはニコニコ笑う。それからジェイドに目を移すと、一層笑顔になった。
なんだ、こいつ。
「えへへ、Aくんを探してたんだぁ！」
「Aに何かご用ですか？」
「へっ？うぅん。会いたくなっただけ！」
「そうですか。なら、もうよろしいですね」
行きましょう、とジェイドに手を引かれる。頷いて立ち去ろうとすれば、反対の手を掴まれた。その手の主は言わずもがな、エイミー・アドキンズだ。振り払おうにも思いのほか、力が強い。
女性に手をあげるのはどうかと思うし。どうしたものか。
そう考えていると、ジェイドの目つきが鋭くなって、今にも歯を剥き出しそうになる。宥めるように繋いでいる手を握った。
「もう少し話そうよぉ」
「悪いけど。この後用事があるから」
「えぇ？じゃあ、私もついていく！そしたら、話せるもんね？」
何を言っても聞かないな。鼻筋に皺を寄せたジェイドは俺の手を掴んでいるそいつの手首を強く握る。骨が軋む音が聞こえそうだ。
そいつは顔を歪めて涙目になった。俺に助けを求めるように目を向けると、猫なで声を出す。
「痛いよぉ……助けて、Aくん」
「気安く、Aを呼ばないでいただけますか」
「痛いって！離してよ！」
力一杯振りほどいたのだろう。勢いよく外れた手は俺の頬を傷つけた。女性らしくデコレーションされた爪は容易く頬を切り裂く。じわじわと広がる痛みに眉を顰めた。
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怜(プロフ) - リザさん» ありがとうございます！！気をつけますね！ (2020年7月10日 15時) (
レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
リザ - 色々疲れて体調崩さないようにしてください(>_<) (2020年7月10日 12時) (レス) id: 5d727ab8ad (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - Rioさん» 良かったです！！私も書いててちょっと楽しくなってしまいました……リクエストありがとうございました！更新頑張ります！ (2020年7月10日 11時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
Rio - ﾝﾝﾝ！とてつもなく良かったです！！マジで！リクエストに応えてくれて本当にありがとうございます！もう男主、尊い。ゲームに出てきてくれないかな(笑)これからも頑張ってください！ (2020年7月10日 7時) (レス) id: a03ea3f041 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - うまるんさん» こちらこそありがとうございました！気に入っていただけて良かったです！テスト勉強お疲れ様です。ご自愛くださいね。更新頑張ります！ (2020年7月10日 0時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年6月28日 0時
