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粗方話し終えたかと思えば、質問される。好きな食べ物、嫌いな食べ物。好きな人、嫌いな人。挙げればキリがない。
時折悩みながら答えれば、双子はキャーキャーと喜んだ。
「Aはオレたちが好きなんだねぇ」
「僕たちもAが好きです」
「大人になったお前らもそう言ってたよ」
変わらないな、と笑ってサラサラの髪を撫でる。糸みたいに細められた目と緩んだ口。本当に変わらない。
いつもより柔らかい頬をつつけば、フロイドがその手を握った。そして、口元に持っていく。不思議に思ってそれを見ていれば、大きく口を開けた。
「あー、む」
「エッ」
「あ！フロイド、ずるいですよ！」
あむあむ、と甘噛みされる。思考が停止した。
手の甲を噛んでいたかと思えば、薬指を噛まれた。ジェイドは反対の手を取って、歯を立てる。
いや、全く痛くはないんだけど。え？普通噛む？何か気に入らなかった？
目を瞬かせる俺に気付いた2人は満面の笑みを浮かべた。噛んだところにキスすると、何事もなかったかのように振る舞う。
「Aの目こぼれ落ちそ〜」
「綺麗ですよね」
気にするだけ無駄か。そう思って、かわりに2人の頭をぐしゃぐしゃにした。
それから数十分後、ドアが開いてアズールが入ってくる。なんとも言えない色をしている解毒薬を2人に渡して、飲むよう言った。
「えー、こんなん飲むの？」
「不味そうですね」
文句を言う2人を促せば素直に飲む。白い煙が視界を悪くして、それが晴れたあとはいつも通りの2人が立っていた。
何が何だか分からない、と言いたげな2人に説明する。頷いている2人は俺の手を見ると、ニッコリ笑って手を取った。
「上書きしよ」
「僕もちょうどしようと思っていたんです」
「抵抗しないでねぇ、A」
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怜(プロフ) - リザさん» ありがとうございます！！気をつけますね！ (2020年7月10日 15時) (
レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
リザ - 色々疲れて体調崩さないようにしてください(>_<) (2020年7月10日 12時) (レス) id: 5d727ab8ad (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - Rioさん» 良かったです！！私も書いててちょっと楽しくなってしまいました……リクエストありがとうございました！更新頑張ります！ (2020年7月10日 11時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
Rio - ﾝﾝﾝ！とてつもなく良かったです！！マジで！リクエストに応えてくれて本当にありがとうございます！もう男主、尊い。ゲームに出てきてくれないかな(笑)これからも頑張ってください！ (2020年7月10日 7時) (レス) id: a03ea3f041 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - うまるんさん» こちらこそありがとうございました！気に入っていただけて良かったです！テスト勉強お疲れ様です。ご自愛くださいね。更新頑張ります！ (2020年7月10日 0時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年6月28日 0時
