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*** ページ35

小エビちゃんは楽しそうにオレに話しかけてる。でも、オレは頭がいっぱいで、まともに返事ができない。


「あっ!Aさん!」


小エビちゃんが指さす方を見れば、廊下を歩いてる眠り姫ちゃんがいた。遠くからでも分かるくらいのキラキラな髪が揺れる。


「あ゙〜〜………」

「フロイド先輩?」

「眠り姫ちゃんってすげー可愛いんだ……」


今更ですかって小エビちゃんが言った。うるせー。オレ、もういっぱいいっぱいなんだから。

すげー心臓がうるさい。ドキドキして、体が熱くなる。視線だって、逸らしたいのに逸らせなくて。マジで、どうしよう。
こんなんじゃ、話せないじゃん。目合わせるだけで死にそうになるじゃん。


「先輩、告白しちゃいましょうよ!」

「………しない」

「ええ!?なんで!?」

「黙ってよ、小エビちゃん」


告白なんて出来るわけない。だって、眠り姫ちゃんがオレのこと好きかどうかも分かんないのに。話せなくなるの嫌だし。
つか、オレいっぱい意地悪したし。好きとか、絶対ありえねーじゃん。


「Aさーん!!」

「何呼んでんの小エビちゃん!!バカなんじゃねーの!!」


眠り姫ちゃんに大きく手を振る小エビちゃん。こっちに気付いた眠り姫ちゃんはニッコリ笑った。
それだけで心臓なくなりそう。どうすればいいか分からなくて、こっちに来る眠り姫ちゃんから逃げるように走り出した。

後ろから困惑したような声が聞こえる。小エビちゃんがオレを呼び止めてたけど無視した。


今度小エビちゃんに会ったら絶対絞める!そう心に決めて、自分の部屋へと急いだ。

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オパール - フロイド可愛い❤好きです。 (11月9日 15時) (レス) @page41 id: e52a8096f8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - しのぶ様あああああさん» オバブロしたんですか!オクタ派遣しますので、どうか静まりますように!コメントいただけるだけで幸せですよ!ありがとうございました! (2020年6月12日 21時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
しのぶ様あああああ - 涙腺がオバブロしました、、、こんな神小説星一回しか押せないのが苦痛。 (2020年6月12日 18時) (レス) id: 805b7b5a58 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - しんぷるさん» 涙腺がオバブロしたとのことでしたので、私の方からオクタを派遣させて頂きたいと思います!オバブロ静まれ!こちらこそありがとうございました!! (2020年6月12日 13時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
しんぷる - 新作ありがとうございました、朝から涙腺がオバブロしました、ありがとうございます、すきです、 (2020年6月12日 4時) (レス) id: e5141351eb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年6月11日 22時

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