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「ついに転寮したぞ」
「オクタヴィネル寮。当然だな」
「やっとか。あの三人怖かったから、これで落ち着くだろ」
向けられる視線はいつもより多い。それから転寮はまだしてないからな。勘違いするなよ。
小さくため息をついた。すると、きゅっと手を握られる。
「シャチちゃんの手はちっさいね」
「フロイドの手が大きいだけ」
「そっか〜」
上機嫌で手を揺らすフロイド。
不意に背筋が寒くなった。気持ち悪い視線。じっとりと舐め回すような、なんだか覚えがある。
辺りを見渡す俺を不審がって、アズールも周りを見た。それからジェイドに目を隠される。フロイドに手を引かれて歩けてはいるけど、何も見えなくなって少し不安だ。
それを誤魔化すように握ってくれている手に力を込めた。
「すみません。少々不埒な輩がいるようで」
「それはいいけど、前が見えないのは不安」
「大丈夫だって。オレが連れてったげる」
「あれは……。なるほど」
アズールの声を最後に、三人が喋らなくなる。俺に気遣ってゆっくり歩いてくれているのは分かるけど、それ以外は何も分からない。
見られているかどうかすら分からなくなって、暫く経ったあと、ようやく目隠しが外れた。
「もう大丈夫ですよ」
「誰かも分かりましたし、あとでお話に行きます」
「オレとジェイドが行くから、シャチちゃんはアズールと待っててね〜」
「俺には誰か教えてくれないわけ?」
言葉に詰まる三人。見つめ合うこと数秒。先に視線を逸らしたのは三人の方で。ため息をついたアズールが小さな声でこう言った。
「あの人間ですよ」
「ああ………なるほどね」
「大方オクタヴィネル寮のベストを着ているのが気に入らないのでしょう」
「だからってあんな目で見なくてもいいのにねぇ」
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怜(プロフ) - ララーサさん» ありがとうございます〜!更新頑張りますね! (2021年1月6日 17時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
ララーサ - ヤンデレ最高♪僕的にはもっと狂ってほしいですね♪ (2021年1月6日 0時) (レス) id: 60e0ce23dd (このIDを非表示/違反報告)
ララーサ - ズブズブ、オクタ色に染まっていくのを見るのちょー楽しい♪男主君の性格が悪くなるのも面白すぎ♪ (2021年1月6日 0時) (レス) id: 60e0ce23dd (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - パーソナリティーは殴りあわない!!さん» ありがとうございます!!更新頑張りますね! (2020年9月3日 19時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
パーソナリティーは殴りあわない!! - えー!待って最高控えめにいってもどう足掻いても最高大好きです!応援してます!!! (2020年9月3日 7時) (レス) id: 0f8c4e7ebd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:怜 | 作成日時:2020年6月6日 15時