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「どうしてこんなことに…。こんなことは初めてですよ！」
「そりゃ、良かった」
手持ち無沙汰でシガレットケースを弄ぶ。
あのあと、とりあえず解散となり、寮分けされた新入生たちは寮長について鏡の間を出て行った。俺はこうして学園長と相談しているわけだが。
「ふさわしくないと判断されたからには、適当な寮へ入れるわけにもいきませんし」
「かと言って、馬車が迎えに行った新入生を帰すわけにはいかない、と？」
「そうですよ！魔力がある生徒を帰すわけにはいきません！」
カツカツ、と靴を鳴らし、先を歩く学園長についていく。
さて、俺の処遇はどうなるか。あの神とやらが連れてきたなら、放り出されることはないだろう。
ふと足を止めた学園長。その目線は窓の外に向けられている。
嫌な予感。窓の外ってそれはもう……。
「いい場所がありました！そうです、使われていない建物があるんですよ！そこを貴方の寮としましょう。貴方一人のために一つの建物を与える私、優しすぎません？」
「あ〜〜。ウン、ソウダナ」
この言い方だと、あの建物しかないじゃないか。
オンボロ寮。原作だと監督性が使う古くさい建物。確か、ゴーストが先住人としているんだったよな。
こういうときにあいつから教えてもらったことが役立つ。オンボロ寮についたら、掃除とゴースト退治だな。ついでに魔法の練習でもするか。練習台はいるしな。
「そうと決まれば、すぐ行きましょう！」
「案内してくれないと分からないんだけど」
「もちろん、案内しますよ！私、優しいので」
ニッコリ、と口元が弧を描く。また歩き出した学園長のあとをゆっくりと追いかけた。
「そういえば。貴方未成年なのに、やけに吸い慣れてますね、タバコ」
「吸わなきゃ魔法使えないんで」
「そうなんでしょうけど……。あまり吸わないように！普通なら取り上げるところですよ！」
「あー、善処します」
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白鳥 - ヤヴァイ夢主がハイキューの国見にしか見えないwwwwあっえーとこのシリーズとっっっっても面白くて毎回楽しく読んでます！これからも更新頑張ってください! (2022年4月2日 20時) (
レス) @page1 id: 788cb9ebbb (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - (名前)太中大好き人間さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年7月4日 12時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)太中大好き人間(プロフ) - タバコで魔力という柔軟な想像力が凄いです！これからも頑張ってください！ (2020年7月4日 7時) (レス) id: 5bc9e3e078 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - きせるさん» ありがとうございます、嬉しいです！続編でもどうぞご贔屓ください！ (2020年6月4日 15時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
きせる - とても面白いし、夢主の性格とか凄く好きです！続編も楽しみにしてます(*^▽^*) (2020年6月4日 13時) (レス) id: 36960cc352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年6月2日 0時
