退学手続きと修復 ページ38
「エッ！？本当に魔法石を探しに、ドワーフ鉱山へ行ったんですか？」
「へっ？」
「いやぁ、まさか本当に行くなんて……。Aくんがついて行くというのも嘘だと、てっきり……」
デュースが持っている魔法石を眺めながら、本当に持って帰ってきてる、と言う学園長。
「粛々と退学手続きを進めてしまっていましたよ」
だろうな。学園長のことだし。
グリムが反論ついでに鉱山で見た化け物について零す。ハートのやつがそれに続けて話すと、学園長は詳しく知りたい、と言って学園長室へ案内した。
座り心地の良いソファーに座る。監督生たちが横で話しているのを聞きながら、さっき渡された魔法石を眺めた。シャンデリアの魔法石と確かに一緒だな。ただ完璧に直せるかと言われれば、微妙だけど。
「お…おお……おおお……………！！！お〜〜〜〜〜〜〜ん！！」
「うわ、うるさ」
泣き始めた学園長を冷めた目で見る。反論する二人を無視して、学園長は感動しただの言い始めた。
「ユウくん。貴方には間違いなく猛獣使い的才能がある！」
「猛獣使い！？」
猛獣使いって…。もう少し良い言い方があるだろ。
話を適当に聞き流す。
自己中心的な者が多い、と言った学園長。それは自分も含んでのことだろうな？
教育者のカンってなんだ。そう思って学園長を見ても、答えは返ってこない。むしろ、熱が上がった気がする。
「ユウくん。貴方にナイトレイブンカレッジの生徒として、学園に通う資格を与えます！」
「えぇっ！？」
「良かったな、ユウ」
雑用係から晴れて生徒に昇進だ。
自称優しい学園長は1つ条件をつけた。
魔法が使えない監督生は満足に授業を受けられない。だから、グリムと2人で1人の生徒ということで、在籍を認める、と。
グリムも生徒になれるということで、泣きそうなくらい喜んでいた。魔法石も与えられたグリムは跳ねながら、喜びを表現している。
監督生はグリムのことで念押しされて、頷いた。
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白鳥 - ヤヴァイ夢主がハイキューの国見にしか見えないwwwwあっえーとこのシリーズとっっっっても面白くて毎回楽しく読んでます！これからも更新頑張ってください! (2022年4月2日 20時) (
レス) @page1 id: 788cb9ebbb (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - (名前)太中大好き人間さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年7月4日 12時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)太中大好き人間(プロフ) - タバコで魔力という柔軟な想像力が凄いです！これからも頑張ってください！ (2020年7月4日 7時) (レス) id: 5bc9e3e078 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - きせるさん» ありがとうございます、嬉しいです！続編でもどうぞご贔屓ください！ (2020年6月4日 15時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
きせる - とても面白いし、夢主の性格とか凄く好きです！続編も楽しみにしてます(*^▽^*) (2020年6月4日 13時) (レス) id: 36960cc352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年6月2日 0時
