【原神】私は私じゃない《第一章》 (ページ12)

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主「えぇ、そうよ私はファデュイの人間」

夜蘭「一体何しにここへきたのかしら？」

主「スメールに向かう途中に寄っただけよ、特に意味はないわ」

夜蘭「どうだか…」
夜蘭は体勢を治し腕を組む

主「本当にここに何も用はないわよ
　他の皆んなには言わないで欲しいの…
　ここに落ちてきてただでさえ混乱してるのよ」

夜蘭「言われなくてもそんなこと分かるわ。誰にも言わない。今は取り敢えずここから出ることが優先、仕方ないけれど出口を探してからあなたに尋問するとしましょう」
そういうと来た道を戻って行った

主(尋問なんて面倒だわ…ここを出たらすぐにスメールに向かわないと)

最初にいたところに戻ると、既に夜蘭以外揃っていた

ﾊﾟｲﾓﾝ「お！アンジェラ！遅かったな！出口は見つかったか？」

主「残念ながら、私が見に行ったところには何もなかったわ」

煙緋「おや？アンジェラは夜蘭と共に行ったのではなかったのか?」

主「あ、ああ少しここに来てから体調が悪くなってしまって…夜蘭さんが気を遣ってくれて先に戻ってきたの」

煙緋「そうだったのか体調は大丈夫なのか？」

主「えぇ…少し頭痛がするくらい」

忍「念の為休んだほうがいい、私達のことは構わないから壁によかかって体制を楽にしてな」

主「皆さんありがとうございます」

　いつもは嘘をつくことに抵抗はないが、この時アンジェラは少し申し訳なくなった

しばらく休んでいると

夜蘭が戻ってきた

するとチラッとアンジェラを見た

夜蘭(私と戻って来なかったことを何とか誤魔化したようね…)

煙緋「夜蘭、手分けして探したんだが、出口は見つからなかった。そっちの収穫はあったか？」

夜蘭「なかったわ

　もし、もしこのまま見つからなかったら、しばらく地下で過ごすことになるわ。」

煙緋「ふむ…やはりそうなるか…」

忍「わかった」

夜蘭「でも、入ることができて出ることのできない地下空間なんてあり得ない…

引き続き試行錯誤してみるつもりよ

みんなも出口につながりそうな場所を見つけたら、安全に気を配りながら調べてちょうだい」

主(流石は総務司統率がお上手…)

一行は少し休憩することにした