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天『A…どうしよう』
『…ん?』
天『ボク、今Aを抱きたくてたまらない』
『……え』
ボクが単刀直入に言うとあからさまに顔をしかめるA。
…まぁそれはそうか
ダメ元だったけれどやはり願いは叶わなかった。
『……ダメ』
Aは小さく首を振る。
天『…いいよA、無理言ってごめ…』
『食べてから』
諦めたボクの言葉にAの言葉が重なった。
その後、Aは少し顔を赤らめボクから視線を逸らしながら言う。
『私が作ったチョコレート…食べてくれた後だったらいいよ…?』
天『!』
ボクはAの言葉に驚いたが、その後Aの頭に手を置いて言った。
天『…そんなの、当たり前でしょう』
____________
包みを開けるとガトーショコラが入っていた。
見た目は完ぺき。
天『…よくこんなの作れるね……』
『見た目はどうとでもなるのっ!問題は味っ!!』
天『ふふ、そう?』
ボクはそう言い、ガトーショコラを口に運ぶ。
Aはそんなボクをジッと見つめていた。
天『…!美味しい…!』
味は素直に美味しい。
好きな子の手作りということもあるかもしれない。
『良かった…!』
ボクの感想にAはホッとしている様子。
ボクはすぐに全部食べた。
そしてAは言う。
『いいよ、天…約束どおり……』
天『うん、ありがとう』
その夜抱いたAは最高に甘く、最高に可愛かった。
バレンタイン end
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メープル**(プロフ) - 壮花さん» ありがとうございます〜!!そのようなコメントを頂けると本当に心の支えになります( ; ; )これからもよろしくお願いします! (2019年10月24日 23時) (レス) id: 0e340cb30a (このIDを非表示/違反報告)
壮花(プロフ) - コメント失礼します。とても面白かったです。これからも頑張って下さい! (2019年10月23日 20時) (レス) id: e005f99cce (このIDを非表示/違反報告)
メープル**(プロフ) - アイシャのジェリービインズさん» ありがとうございます!また小説を書いた時読んで頂けると嬉しいです! (2019年6月12日 7時) (レス) id: 0e340cb30a (このIDを非表示/違反報告)
アイシャのジェリービインズ(プロフ) - 完結おめでとうございます!とてもよかったです!小説楽しみにしています! (2019年6月12日 0時) (レス) id: 8157f14c14 (このIDを非表示/違反報告)
メープル**(プロフ) - 1.9さん» めっちゃ嬉しいですありがとうございます(*^^*)これからも頑張りますね! (2019年4月14日 19時) (レス) id: 0e340cb30a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:メープル** | 作成日時:2019年1月22日 23時