destiny2 (ページ4)

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大「ただいま。」

山「おかえり、大ちゃん。」

超特急で仕事を終わらせて帰宅すればいつも通りの会話。

でもきっとお互いの心の中はいつもとは違う気持ちでいっぱいなはず。

俺は少し緊張しながらリビングに向かった。

山「先風呂入る……？それか………。」

大「山田はどっちがいい？山田のことだから山田が決めな？」

山「えっ…と…………。」

こんな時まで俺のことを気にしてくれる山田。

その性格故今までずっと自分のことは後回しにして1人で沢山溜め込んで来たんだろう。

俺には遠慮しなくていいからお前の全部、俺にぶつけて来い。

山「じゃあ…先にお話…聞いて………？」

大「ん、分かった。」

山「俺………。やっぱり大ちゃんと一緒にいたいの。………恋人として。でも恐怖が消えたわけじゃない…。もし大ちゃんが……って考えずには居られなくて…辛い………。きっと大ちゃんと恋人に戻ったら…毎日そんなこと考えちゃう…。」

大「正直に話してくれてありがとうな。山田が正直に話してくれてすげぇ嬉しい。………残念だけど俺はお前の辛さは分からない…。でもお前が辛い時はちゃんと寄り添いたいんだ。重いかもしんねぇけど、他の誰かじゃなくて俺を頼って欲しい…。」

山「大ちゃん………。」

大「大変なこともたくさんあるかもしれないけど…俺はお前と一緒に運命変えたい……。」

山「俺も……変えられるなら…変えたい……。大ちゃん。もう1回…俺と付き合ってくれますか……？」

大「当たり前。」

こうして俺たちは再度スタートを切った。

きっと運命を変えられると信じて……。