destiny2 (ページ11)

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ar side

家を出発してから1時間ほど。

やっと待ちに待った海が見えてきた。

海は太陽の光を浴びてキラキラと輝きを放っていた。

それを目にした山田の目も負けないくらいキラキラしていて、デートに誘って良かったな、とつくづく思う。

暫く車を走らせ、駐車場に車を置くと待ってましたとばかりに砂浜に飛び出して行った山田。

山「わぁ………すっごい綺麗……♡♡」

まだ海開きはしていない為、人も疎らで丁度いい具合。

山「ねぇ大ちゃん!!海入ろ!!!!」

大「おう!!」

綺麗だとうっとりしていたのもつかの間、山田はすぐにズボンを捲り上げた。

こう言う子供っぽい1面があるのも可愛いよな…。

いや、ネコの血が入ってるからか……？

まぁどっちにしろ可愛いからいいんだけど(笑)

それからは2人で水を掛け合って遊んで、砂浜でトンネルも作って。

ほんとに子供の様に遊びまくった。

大「ん………？」

山「雨……だね……。」

我を忘れて夢中になって遊んでいるとふと顔に当たった雫。

思わず空を見上げるとだんだんと空が暗くなってきていた。

大「もういい時間だしお昼食べに行こうよ。食べながら止むの待とっか。」

山「うん、そうだね!!」

せっかくのデート日和。

今日は晴れ予報だったはずなのについてないな。