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ym side







光さんの話を聞いた瞬間俺の目からは自然と涙が溢れていた。


そんなに大ちゃんが自分を責めてたなんて知らなかった…。


ずっと苦しいのは自分だけだと思っていた。






光「山田くんはさ、有岡くんとどうなりたいの?」


山「それはッ……それは…出来ることならずっと一緒に居たいですよ………。でも……大ちゃんが俺のせいで死んじゃったらッ…………。」


光「でも有岡くんはそれでも山田くんと一緒に居たいって言ってるんでしょ?」


山「けど…………。」


光「確かに自分のせいで恋人が死んじゃうのは苦しいかもしれないけど…。有岡くんは今山田くんと一緒に居れないことの方が辛いんじゃないかな。」


山「え…………?」


光「有岡くんはどれだけ短い時間でも山田くんに自分の時間を捧げたいんだって。山田の笑った顔も、泣いてる顔も、全部俺が隣で見たいんですって言ってたよ。多分有岡くんは山田くんが思ってる以上に山田くんのこと考えてると思う。」


山「光……さん………。」







でも違った。


大ちゃんは俺のことを1番に考えてくれてた。


俺が辛いことも全部共有してくれようとして………。







山「今からでも……遅くないですか……?」


光「どうだろう。それは有岡くんに直接聞いてみるのがいいんじゃない?」


山「でも……大ちゃん……。」







プルルルル






突然なった着信音。






山「もしもし…。高木先輩?え……!?大ちゃんが…!?は…はいっ………今すぐ行きます!!」


光「ほら、行ってきな。」


山「ほんとにありがとうございますッ…光さん……。」


伊「よっしゃ行くか。」






これは、神様が与えてくれたプレゼントなのかもしれない。

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作者名:ゆゆ | 作成日時:2020年5月4日 20時

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