【鬼滅の刃】標的は元柱の巫女５【ハイキュー】

195 ページ2

.
.


『あー... 寒い、なにこれ寒い』



東「さっきからそれしか言ってないぞー」

『だって寒いですもん。ああ、今日こそあったかいお風呂に浸かりたい』


菅「昨日もそれ言ってなかった？」

『あーあの後任務でちょっと』

清「任務？鬼がまた出たの？」


『いえ、他の隊士の稽古に付き合ってました。
最近、鬼が出なくなったから、ビシバシ鍛えてます』


マフラーに顔を埋めながら、３年生と玄関で話しているA。

俺たちの体育館はあれから使用禁止になった。
学校でも、ひどい事故があったとか、すげー噂になっているが
武田先生以外はなにも知らない



Aが慕っている”お館様”っつー奴が何もなかったように手を回した。
そんでそいつが、提供してくれたのは近くの体育館。ここでの練習もだいぶ慣れた。
他の人は使えず、烏野のバレー部のみが使用できるから、いつでも使える。

それも、バスの送迎がついているのは本当にすげえ。


夜遅くまで練習しても、必ず鬼殺隊の隊士が一緒にバスに乗ってくれている



「藤柱様、お疲れ様です。バスが到着いたしました」


　『ありがとう。っていうか、部活の時はその呼び方と接し方、やめてくれない？
なんか恥ずかしいから』


月「様なんて呼ばれるキャラじゃないから、聞いてるこっちはすごい笑えてくるんだけど」


『失礼じゃないか月島くーん？』

「った、たとえ藤柱様の友人でも、それは聞き捨てならない。
キャラじゃない？この方は立派な方なんですよ！あなたこそ身をわきまえていただきたい！」



『はいはい、わかったから静かに。』


Aよりも下の階級のこの男、最近よくバスに一緒に乗っている


こいつ以外の奴も数人乗って警護しているらしいが、

バスの中で俺たちと話すAをじっとみては
ニヤついている




日「...影山、お前顔怖いぞ」

影「うるせー日向ボゲ」


しのぶさんが言っていたことは本当だった。
あいつ、すげえ人気だ



『あれ、影山どうしたの？なんか今日静かじゃない？』



ふわっと後ろをむく拍子に、長い髪の毛がなびく

こいつが動くと藤の花の匂いがする。
この匂いがするとすごい落ち着く。

お守りの匂いでは落ち着かない

こいつが動くときするこの匂いが

すげえー落ち着く




『？？なに、どうしたの黙っちゃって』


見上げてくるこいつは、俺と15cm以上の身長の差がある。


なのに、なんでこいつ強いんだ


ちっこいくせに

196→←設定

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す