百五十話 ページ6
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第3ゲーム目に入った。
試合が気になりすぎてそわそわする
澤「俺、一人でも大丈夫だから戻っても良いぞ」
『何を言ってるんですか！そんなことできませんよ！キャプテンと一緒に戻ります！』
澤「そうか。心強いな」
先ほどよりも、頬の腫れがマシになりつつある。
保冷剤を交換してもらい私は自分を落ち着かせるように深く深呼吸をした
澤「そんなに動揺しているA、初めて見たかもしれないな」
『だ、だってキャプテンが怪我するなんて信じられなくて...。なんかごめんなさい』
澤「心配かけて悪いな。
でも今回だけじゃなくて、今後もイレギュラーなことは絶対にある。これよりも大きな怪我があるかもしれない。その時はよろしく頼むな。特に俺たちが卒業してから」
『え、今卒業後のこと話しますか！？』
澤「今だからこそ言うんだよ。
やっちゃんとAなら心配してないけど、何かあった時は常に選手のそばにいてあげてくれ」
真剣な眼差しで訴えられ、私は黙って頷いた
澤「今、ここにAが一緒にいてくれること、本当に心強いんだ。
頼りにしてるぞ」
頼りにしてる...か。
キャプテンからこんなこと言われるのは初めてだ。
自分が今一番焦っていると思うのに、今後のことを私に話せることがすごい。
キャプテンって、本当にキャプテンの鏡って感じだな
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許可が降りて、医務室を出た後、急ぎ足で会場に戻ったが、キャプテンは試合に戻ることなく最後まで見届けた
『勝った...よかった』
澤「ああ！」
試合が終わりキャプテンの存在に気づいたみんなが走ってこちらに向かってくる。
良かった良かった、とみんなの表情が柔らかくなっていく。
改めてキャプテンの偉大さ、って言うのを見た気がした
影「キャプテンにずっとついてたのか？」
『うん！』
影「そうか。なんともなくて良かったな」
『ほんとだよ！！本当に安心した』
許可は出たから次の試合は問題なくプレーできる。
次の相手は、伊達工業か青葉城西。
おそらく、今の伊達工業の完成度から考えると、青葉城西が上がってくる
『影山...次、頑張れ』
影「ああ」
おそらく影山も青葉城西が上がってくると信じている。
次勝てば、決勝。
収まっていた心臓が、ばくばくと
動き始めた
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豆大福 - 部活のみんなの優しさが…！更新ありがとうございます！楽しく読ませてもらってます (2020年5月7日 14時) (
レス) id: 124730b04b (このIDを非表示/違反報告)
あーさん(プロフ) - ドッキドキしながら読みました！！めちゃくちゃ面白いです。みんなに正体が明かされる瞬間が少し怖くもあり楽しみすぎます…！！これからも応援しています！ (2020年5月6日 22時) (レス) id: 19c0d362e8 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - 初コメ失礼します！いつも面白く見ています！一回読むと病みつきになりますね！（どっかのコマーシャルかよ。）更新も早くて、ヽ(；▽；)ノこうなってます！wwこれからも頑張ってください！かなちゃんすこ！！！ (2020年5月6日 21時) (レス) id: ef7e00567c (このIDを非表示/違反報告)
みつり(プロフ) - もう控えめに言って最高ですね。更新の速度も早いしいつもワクワクしながら見させてもらってます！これからも頑張ってください！ (2020年5月6日 21時) (レス) id: 9454e35235 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶タピオカ2号(プロフ) - とても面白かったです( ≧∀≦)ノこれもうじき皆にばれるし夢主もかなりヤバイ状態じゃん(*;ﾟ;艸;ﾟ;) (2020年5月6日 21時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：総陽♪ | 作成日時：2020年5月4日 0時
