百七十話 ページ26
.
.
.
.
日向side
古い街並みに立っていた。
瞬時に夢だと理解する。
なんとなく、街を歩いていると
俺の目の前で地面に倒れこんでいる女の人が目に入った
「だ、大丈夫!?ご、御免なさいもしかして今回の強すぎたかもしれない...」
『ゲホっゲホっ....これくらいどうってことない。大丈夫。
無惨を弱らせれるなら、こんなの平気』
黒い羽織を来た女。
この人....俺たちを助けてくれた人だ
顔はぼやけて見れないが、口から血を出して
咳き込んでいる
日「えっと、大丈夫ですか?立てますか?」
手を差し伸べると、その人は優しくその手を
振り払った
『心配いりませんよ、どなたか存じ上げませんが、
ありがとうございます』
血を布で吹きながら
目を背けてそう言い残し、もう一人の女に支えながら歩いていく
その後ろ姿が
すごく弱々しい
俺たちを鬼から救ったあの人は
こんなにも小さい人なのか...
.
.
.
.
.
日「うう!悔しい!悔しい!」
影「お前何回言うんだよ。仕方ねぇだろ」
『影山もバカみたいに自慢するからこうなるんでしょう』
影山と月島はそれぞれ合宿に呼ばれることになって俺は呼ばれなかった
影山は俺の一歩も二歩も先にいくのに、俺はついて行けない
それが悔しい
影「なあ、そういえばお前がこの前貸してくれたノート
今日忘れた」
『ああ、別にいいよ。明日にくれれば』
影「あとすまん、カレーのシミついた」
『ポークカレーか!ポークカレー食べながらノート写してたの!?』
影「ぐんぐんヨーグルトでいいか?」
『...とりあえずなんかあげれば許してもらえるって思ってる?』
影「おう」
『あほ影山!』
仲良く俺の前を歩く二人。
こいつら、なーんかいい感じなんだよなー。
影山なんて他に仲良い女子もいないし、Aも影山と
話してる時が一番楽しそうだし
あーあ。なんでもかんでも影山は俺より先にいるんだなクソっ
つーか...本当、こいつら付き合えばいいのに
絶対お似合い
『あれ?日向、どうしたの急に黙っちゃって』
俺の方を振り向いて、後ろを向きながら歩くA
その横を他の生徒が通る時、
おいあぶねーぞ、とぶつからないようにさりげなく引っ張る影山
やっぱり、なんか影山ずりいなー
影「前見て歩けボゲ」
『すんませんでしたー』
373人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
豆大福 - 部活のみんなの優しさが…!更新ありがとうございます!楽しく読ませてもらってます (2020年5月7日 14時) (レス) id: 124730b04b (このIDを非表示/違反報告)
あーさん(プロフ) - ドッキドキしながら読みました!!めちゃくちゃ面白いです。みんなに正体が明かされる瞬間が少し怖くもあり楽しみすぎます…!!これからも応援しています! (2020年5月6日 22時) (レス) id: 19c0d362e8 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - 初コメ失礼します!いつも面白く見ています!一回読むと病みつきになりますね!(どっかのコマーシャルかよ。)更新も早くて、ヽ(;▽;)ノこうなってます!wwこれからも頑張ってください!かなちゃんすこ!!! (2020年5月6日 21時) (レス) id: ef7e00567c (このIDを非表示/違反報告)
みつり(プロフ) - もう控えめに言って最高ですね。更新の速度も早いしいつもワクワクしながら見させてもらってます!これからも頑張ってください! (2020年5月6日 21時) (レス) id: 9454e35235 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶タピオカ2号(プロフ) - とても面白かったです( ≧∀≦)ノこれもうじき皆にばれるし夢主もかなりヤバイ状態じゃん(*;゚;艸;゚;) (2020年5月6日 21時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:総陽♪ | 作成日時:2020年5月4日 0時