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「自己紹介がまだだったな。俺は奈良シカク。よろしくな!」
「遅くなってすみません。Aです。」
「Aはカカシと2日ほど一緒だっただけだろう?」
「、、、?はい、そうです。」
シカクはどこか信頼し合ってる2人を不思議に思っていた。カカシはそんな簡単に言い方は悪いが異質な存在に対して心を許すヤツではない。どちらかといえば用心深いヤツだ。
「いや、仲が良いなと思って。」
「そうですね。、、、カカシさんは優しくて暖かい人です。」
「ふっ、そうか。」
なるほど。こっちが懐いているのか。まぁ女に好かれるのはアイツの特技ではあるしな。でも、好きという感覚とはまた違いそうではあるが、、、なんてシカクは図々しくも2人の事を勝手に考えながら奈良家へ向かった。
...
「と、とっても立派な家ですね。。。」
「ん?あぁまあ裏庭もあって鹿はそこで飼ってるしな」
目の前の大きな家に驚きながらもシカクは先に進むので慌てて付いていく。
「とりあえず、母ちゃんとシカマルに挨拶だな。どうせこれから会う事になるし。」
「あ、はい、是非。」
これから?自分に先があることに違和感のような慣れない感覚があった。
「あぁ!その子がAちゃんかい??」
「、、、。」
「はい、Aです。ご迷惑をかけると思いますが、よろしくおねがいします。」
そう言いながらAはお辞儀をした。
「手伝って貰うんだから、こちらこそさ。私はヨシノよろしくね。ほら、シカマル挨拶しな!」
「今母ちゃんが名前言ったんだからいいだろ。めんどくせー。」
「なんだい、その言い方は!」
「よ、よろしくお願いします。シカマルくん。」
「あぁ。」
親子喧嘩が始まりそうだったのでAは慌てて止めるためにシカマルに挨拶をした。
しかし、ヨシノさんは怖い人なのだろうか。ちょっとしたトラウマがAを襲う。
「Aちゃん。手伝いに来てくれてありがとう。カカシさんしか面倒みてないんだろう?じゃあ
頼れる女の人が居た方がいいね!私のことはお母さんだと思って頼っていいんだよ。」
「、、、あ、りがとう、ございます。」
とても笑顔が素敵な人だと思った。優しく接してくれるヨシノにもう先ほどのトラウマは消えていた。
「よし、じゃあ裏庭に行くか。シカマルも手伝えよ。」
「めんどくせぇ。」
「いってらっしゃい。気をつけてね。」
ヨシノさんは家に残り3人を見送る。Aはその2人に続いて歩いていた。
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アボガド(プロフ) - マナさん» なんでしょう?何か間違えてましたかね? (2021年7月18日 21時) (レス) id: 02506a5b2f (このIDを非表示/違反報告)
マナ - アボガドさん» こんばんは…聞いてもいいですか? (2021年7月17日 18時) (レス) id: 961826b387 (このIDを非表示/違反報告)
アボガド(プロフ) - アイさん» ありがとうございます! (2020年12月5日 18時) (レス) id: 02506a5b2f (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - アボガドさん» この作品の続きが気になります……更新頑張ってください!m(_ _)m (2020年12月5日 7時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
アボガド(プロフ) - アイさん» よく分かってませんけどどうぞ笑 (2020年11月24日 17時) (レス) id: 02506a5b2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アボガド | 作成日時:2019年3月17日 22時