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「 いーね!久しぶりにテンションが上がる♡ 」
両者 凄すぎるこのタイマンにイザナの舐めプが目立っていた
「 でも もう見切っちまった 」
イザナの蹴りがマイキーにしっかり入りマイキーは飛ばされていった
「 圧倒的 戦才! それこそが黒川イザナの魅力!! 」
「 “暴力”で全てをねじ伏せてきた 計画が狂っちまった以上しょうがねぇ 殺してやる 」
そのときのイザナの目は本気だった
それからも、しばらく終わらないタイマンが続いた
「 すっげ!! イザナはここまで強ぇーのかよ!! 」
「 ……孤独がイザナの強さ 」
感情の高まった半間に冷静に返事をした鶴蝶は他人に興味のないイザナは人を殺す拳だと言うことを説明した
「 他人に興味がねー…か オマエの為に戦った仲間もか? 」
「 オレの為に戦った? ハハ ちげーよ オレが怖ぇーから戦ったんだ 東卍のガキのママゴトと一緒にするな! 」
威勢よく喋り続けるイザナだがマイキーの蹴りを受け続けているからなのか動きが悪くなっていた
「 信頼や友情なんて実のない幻想だ 」
そこからのイザナは見てられなかった
マイキーの蹴りがもろに入り直ぐに立ち上がるも何を言われても全てがイザナを刺激した
イザナは言葉にできない感情を出すかのように叫び 稀咲!!!貸せ!! と稀咲から銃を奪った
「 喧嘩でまで負けたら 全部なくなっちゃうだろ? 死ねよ マイキー 」
「 撃てよ イザナ それでオマエの気が済むんならな 」
「 煽んな マイキー ソイツは本気だぞ!! 」
「 どうしたイザナ!!? 撃てよ!! 撃ってみろよ!!! 」
皆が息を飲むが、その場に響いたのは銃声ではなく銃が地面に落ちる音だった
「 A!? 鶴蝶!? 」
イザナを止めるように抱きつくAと銃をイザナの手から弾き飛ばす鶴蝶
「 A 鶴蝶… テメェら 何しやがる? 」
『 イザナ…もういいでしょ…? 』
「 オレらの負けだ 」
天竺の幹部達はイザナへの忠誠心の強かった2人が逆らったことに驚いていた
「 王に意見すんのか? 」
「 オマエの為だけに戦ってきた どんなにオマエの思想が歪んでいようがかまわねぇ オマエの為なら喜んで死んでやる 」
黙り込むイザナが一体何を考えているのかは分からなかった
「 だから もう そんな醜態をさらすな オマエの情けねぇ姿を見たくねぇんだよ!! 」
息を切らして言い切った鶴蝶にイザナはやっと口を開いた
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頭ン中お花畑(プロフ) - 最高でした…(涙) (3月7日 23時) (レス) @page16 id: 67d18bea8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:帆 | 作成日時:2022年9月22日 23時