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「のーんちゃーん」
「……うわ、最悪や。」
「なにそれ、ひどい！」
「酔ってるやろ？」
「よってない」
「その言い方が、酔ってんねん。笑」
電話をかけた相手は、もちろん望
あー、ごめんね。
今日は前もって連絡できなくて
……緊急事態なんです。助けて、のんちゃん
「とーめーて」
「…………ほんまに、最悪やわ。」
「えーーなんでよ！あ！だれかいるの？」
「……誰か、って？」
「え？」
「なあ、それって……りゅ」
「あーーーーーー！もういい！そのなまえ、ききたくない！！！！」
「……………」
「だれもいないんでしょ？わかった、わかったー」
「……今どこにおんの？」
「んー？もうすぐつくよー！」
ベロベロってほどじゃないけど
まあ、自覚はあるくらいに酔っ払ってて
でも、そんな時でさえも
いや、そんな時だから？
……まあ、どっちでもいいけど
とにかく、思わず望の言葉を遮ってしまった
あいつの名前を聞きたくなかった
はあ、もう本当に。なんなの。なんでなの。
………ねえ、なんで？
またしても、ざわざわしてきた時に
タイミング良く、望の家に到着。
チャイムを押すと、ガチャッと
玄関のドアが開いた
「のんちゃん、ごめんねー」
「ほんまやで」
いつもと変わらない、望の姿に
何だか、ほっとした
あー、安心するなあ。って
さすが、この地球上で
私が心を許せる数少ない人！
産まれた時からずーっと一緒の、のんちゃん！
はあ、落ち着く。
のんちゃん、いつもありがとう。
そう思いながら、望の家に入ると
.
「え？」
目に止まったのは、靴
いや、そりゃあ玄関だからね
靴はあるけど
でも、そうじゃなくて
望のじゃない、靴がある
「なに？どうしたん？」
………嫌な予感がする。
そして、その嫌な予感は当たってるはず。
「のんちゃん、ごめん」
「ん？」
「………やっぱり、帰る。」
もう、酔いなんか完全に覚めた
この一瞬で、どこかに行ってしまった
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みー - なんか泣けてきちゃって、いいお話ですね。もう素晴らしいです！！！ (2019年7月19日 0時) (
レス) id: bc5c2d2761 (このIDを非表示/違反報告)
スミレ(プロフ) - ゆんさん» お返事が遅くなってしまい、すみません(T_T)ああ、なんて有難いお言葉…そしてお気遣いまで……もう感謝しかありません。しかと承りました！！！またその時はよろしくお願いします(^^)！ほんまに感謝です。ありがとうございます！ (2017年4月10日 5時) (レス) id: 982782de36 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 完結おめでとうございます。この作品の流星と主人公が大好きなので、番外編とかその後のお話とか読んでみたいです！もしお時間や余力があればご検討ください☆他の作品も楽しませてもらっています。 (2017年4月5日 12時) (レス) id: e6fe33609f (このIDを非表示/違反報告)
スミレ(プロフ) - わきゃなさん» お返事遅くなってごめんなさい(T_T)楽しみにして頂いていたんですね、嬉しすぎます。ドンピシャ！ということは…私と願望が同じですね！嬉しい！笑 超いい。は、最高の褒め言葉です。ほんまに！笑 この作品と出逢って下さり最後までお付き合い頂き、本当に感謝です！！ (2017年4月4日 1時) (レス) id: 982782de36 (このIDを非表示/違反報告)
わきゃな(プロフ) - 完結おめでとうございます！！もう、めっちゃ、やばかったです( ；∀；)占ツク開くたびに楽しみにしてました( ；∀；) 流星くんにのほーんと振り回されたい願望とかその他もろもろドンピシャでした！もう！超、いいっ！！！( ；∀；)笑 これからも頑張ってください！！ (2017年3月31日 2時) (レス) id: c860a16563 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スミレ
| 作成日時：2017年3月10日 20時
