Perfect(フレッド＆ジョージ) ページ10
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｢Aすげぇ、あんだけ当たればマグレでもなさそうだ｣
｢Aにだけ使える魔法って何だと思う？｣
大広間を出て外の渡り廊下を歩いている途中、フレッドが足を止めたので、ジョージもそれにならう。
｢Aとグレンジャーだ｣
フレッドが見つけたのは、中庭のベンチで楽しそうにお喋りに夢中になっているAとハーマイオニーだった。
渡り廊下の石垣に肘をついて2人を、主にAを観察する。
｢言っとくけどAは俺が先に見つけたウサギちゃんだからな｣
｢そうか？小鳥ちゃんは俺のほうに懐いてないか？｣
冗談を言いながら笑いあっていると、Aから少し離れたところでチラチラと視線を飛ばしているレイブンクローの1年生を見つけた。
さらに中庭全体に注意してみると、同じようにAを気にするように見つめる同級生の姿も見つける。
｢Aってモテんの？｣
｢どうやらそうらしい｣
思いがけず、自分達が可愛がっている存在が異性の注目を集めていることに双子は静かに驚く。
｢確かに･･･構いたくなるような小動物の雰囲気は分かる｣
｢顔も可愛い｣
｢性格だって曲がってない｣
｢素直だ｣
｢ロンの友達で俺達を見分けられるなんて、Aはもう妹にしてもいいと思わないか？ジョージ｣
｢そうだなフレッド、Aは俺達の妹だな。あの紅茶色の髪も日が当たれば赤毛に見えないこともない｣
｢赤毛はウィーズリー家の証だ、よし決定！｣
｢Aに近づく悪い虫は俺達で退治しよう！｣
その決定を喜ぶようにハイタッチを交わす。
内心では、最近2人で開発し始めた悪戯グッズの実験をしたいというのもある。
｢フレッド、ちゃーんと妹を守るんだぞ｣
まだ恋愛よりもふざけて遊んでいるほうが楽しそうなフレッドに、ジョージは念を押すように言った。
ジョージがAに恋愛感情を持っているなんて、フレッドは気づく気配もない。
｢ほんとAは可愛いからなぁ･･･｣
しかしジョージも、Aがまさかフレッドを好きだなんてこの時に気づくはずもなかった。
20210927
One Direction
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しらたまコ(プロフ) - ひまわり。さん» ありがとうございます！とても嬉しいです＼(^^)／最後までちゃんと書き上げたいと思います！ (2021年10月3日 1時) (
レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり。(プロフ) - すごく好きです！更新楽しみにしています(o^^o) (2021年10月1日 18時) (レス) @page24 id: 0e882bf437 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたまコ | 作成日時：2021年9月24日 13時
