live it down(フレッド) ページ49
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｢全く貴方達がその熱意を授業にも向けてくれればいいんですけれど｣
｢先生、試験の成績はいいとこいってるでしょ？｣
｢学校は試験だけではありませんよ、ウィーズリー｣
フクロウ小屋にかけていた呪文がついに学校にバレ、処罰としてフクロウ小屋の清掃を言い渡された双子は、理由を問われたので、事の経緯を告げるついでにハーマイオニーからもらった例のバッジをマクゴナガルに提出した。
｢どうして早く言わなかったんですか！｣
｢本人が｣
｢どうしました･･･！｣
Aに話を聞かなければと、マクゴナガルは双子を引き連れてグリフィンドールの談話室に向かっている途中でフレッドが言葉を止めて上を見上げたので、同じように見上げて絶句した。
遥か上階から垂直に落ちてくる物体、否マクゴナガルが探していたAだ。
マクゴナガルは傍らのフレッドが受け止めに走り出すのと同時に杖を振り上げた。
｢なんてことでしょう･･･｣
落下してくるAの体を杖を振って停止させ、真下で待ち構えるフレッドの腕の中までゆっくりと降ろして腕に抱きとめるまでを見届けてから、マクゴナガルは杖を下ろした。
｢息はあります、気を失ってるだけのようです｣
Aの手と首筋、顔を何度か触ってからそう言うと落ちてきた方を見上げた。
｢どちらかはテイラーを医務室に、もう1人は私と来なさい｣
｢ジョージ、Aを医務室に連れてってくれ｣
｢分かった｣
ジョージの腕にAの頭を乗せて、その白い頬を撫でてフレッドは立ち上がった。
｢気持ちは分かりますが冷静にですよ｣
階段を上りながらマクゴナガルに言われても、フレッドは返事をしなかった。
爪が食い込むほどに拳を握り、きつく下唇を噛むその姿を見てマクゴナガルはそれ以上言うのをやめる。
野次馬を押し退けて上りきると、集まったグリフィンドール生に囲まれ硬直しているスリザリンの女生徒を確認した。
｢縛り呪文をかけています｣
ハーマイオニーがマクゴナガルに説明するのを横目に、フレッドは女生徒の前ににじり寄る。
殴り掛かりたい衝動を堪えながら女生徒を睨みつけると、動かない体で顔を引き攣らせるその鼻先に指を突きつけた。
｢俺が、お前を同じ目に遭わせてやるからな！覚えとけ！どこに隠れても俺から逃げられると思うな!!｣
｢そこまでです、ウィーズリー｣
幾分か優しい声のマクゴナガルに肩を引かれ、やっとフレッドは後ろに下がった。
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しらたまコ(プロフ) - ひまわり。さん» ありがとうございます！とても嬉しいです＼(^^)／最後までちゃんと書き上げたいと思います！ (2021年10月3日 1時) (
レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり。(プロフ) - すごく好きです！更新楽しみにしています(o^^o) (2021年10月1日 18時) (レス) @page24 id: 0e882bf437 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたまコ | 作成日時：2021年9月24日 13時
