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｢だからね！ここ何日かで同じようなニキビ作ってる女子が増えてるのは！｣
｢すごいわ！どの呪文を組み合わせてしたの？｣
｢え、ここは怒るとこじゃないの？｣
｢どうして？私いちばんに手紙の心配をしたのよ！匿名で出せるし、封を開けたら変な魔法がかるんじゃないかとか、酷い言葉のものがたくさん来るかと思ってたのに！それが無かったのはそのおかげなのね！｣
ハーマイオニーがジョージにフクロウ小屋にかけてある魔法の仕組みを聞こうと話が脱線し始めたので、Aは黙りこくったままのフレッドの手を引いて、部屋の隅の方のソファへ移動した。
｢ねぇ･･･別れたい？｣
俯いたままのフレッドにそう言ってみると、勢いよく顔を上げた目を、やっと見れたとAは思う。
｢フレッドが今回のことで後悔したり、めんどくさいと思うのは仕方ないと思うから･･･｣
言いながら悲しくなって、Aの声が震えた。
フレッドは慌てるようにAの手を握りしめて、瞳を見つめる。
｢絶対に嫌だ｣
｢フレッド･･･｣
｢そういうことじゃない！自分に嫌気がさしてた･･･｣
｢けど、ここまで事が大きくなったのはフレッドだけのせいじゃないわ｣
｢でもAがあんな風に悪く言われるのは耐えれない｣
｢ものすごーくポジティブに考えれば、悪口じゃないわ｣
僅かに首を傾げたフレッドに、Aはにっこりと笑った。
｢それだけ私に魅力があるってことでしょ？･･･たぶらかした覚えはないけど｣
｢A･･･｣
｢それにマグルの学校にいた時にも似たような経験もあるし、正直に言って今回のこと何とも思ってないの。私の周りには、ちゃんと分かってくれてる人達がいるから｣
そこまで言ってフレッドの頬に手を添えると、その下がっている口角を無理やり上げるようにして軽くつまむ。
｢あなたにそんな顔をさせてることの方が、ずっと悲しい｣
交わった視線を逸らさずに、Aはつまんだ指を離して軽く頬に口付けた。
｢私は大丈夫、ね？｣
｢･･･分かった｣
｢手紙の数は多いの？｣
｢ぼちぼちかな、20くらい｣
｢そう。知らないとこでそんなことしてくれてたのはビックリだけど･･･嬉しい、ありがとう｣
フレッドの機嫌も直ったところで、ハーマイオニー達のところへ戻ろうと立ち上がった時、ふいにアンジェリーナと目が合ったが、先に視線を逸らされたことに違和感を覚える。
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しらたまコ(プロフ) - ひまわり。さん» ありがとうございます！とても嬉しいです＼(^^)／最後までちゃんと書き上げたいと思います！ (2021年10月3日 1時) (
レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり。(プロフ) - すごく好きです！更新楽しみにしています(o^^o) (2021年10月1日 18時) (レス) @page24 id: 0e882bf437 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたまコ | 作成日時：2021年9月24日 13時
