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｢･･･いつから？｣
｢入学式の日、広間に行く前に空き教室でAを見たとき･･･。あんなに可愛い子、今まで会ったことないよ｣
｢そっか、一目惚れだったんだね｣
｢それなのに好きな子を兄弟に取られるんだ･･･｣
落ち込んだロンの肩に手をやって、ハリーは廊下のベンチに座るように誘う。
元々ハグリッドと約束はしていなかったし、今日はロンの話を聞いてあげた方が良さそうだと思った。
｢ハリーは好きな子いる？｣
｢いや、いないかな｣
もちろんAやハーマイオニーは好きだが、ロンの言う好きな子とは違う気がしてハリーは首を振った。
｢フレッドがアンジェリーナと付き合いだした時は、Aの好きなヤツが兄貴なんて知らなかったから、僕達と過ごす時間が増えてラッキーくらいに思ってた｣
｢あぁ、確かに。Aはフレッド達ともよく遊んでたからね｣
｢僕達が処罰を受けた日のこと覚えてる？｣
｢うん。帰ってきたらAが談話室にいた｣
｢僕とフレッドが帰って来た時、フィルチの面白い話を聞かせてあげたかったのに、フレッドは僕を除け者にするみたいにしたんだ。あの時から、あれ？って思ったんだ｣
処罰から帰ってきたロンの顔色が悪かったのは、そのせいもあったのかと今になってハリーは納得する。
｢でも、Aは何か･･･必要以上にフレッドを避けるし、クィディッチの練習も試合も観に行かないって言うし、アンジェリーナの態度も･･･。さすがの僕にもだんだん分かってきたって言うか･･･｣
｢アンジェリーナもAのことよく見てたね｣
｢あれは睨んでるって言うんだぜ？まぁ、分かってきたさ！もしかしてAってフレッドのこと好きなんじゃないかって！そしたらやっぱりだ!!｣
天を仰いだロンは怒りがどこかに行ったのか、どこかボーッとしたような顔になっている。
何と言葉をかけていいかハリーが迷っていると、向こう側から双子のどちらかがやって来るのに気づいた。
ロンも気づいたようで、そちらを見てポツリと零す。
｢僕には分からないのに、Aはフレッドかジョージか分かるんだ。ずるいと思わないか？そんなのあの2人が放っとくわけないじゃないか。僕･･･あの2人には一生勝てっこない｣
声をかけて来た双子のどちらか、ロンもハリーも分からない。
Aのことで話があると言われて、目の前の人物がフレッドだと分かった。
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しらたまコ(プロフ) - ひまわり。さん» ありがとうございます！とても嬉しいです＼(^^)／最後までちゃんと書き上げたいと思います！ (2021年10月3日 1時) (
レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり。(プロフ) - すごく好きです！更新楽しみにしています(o^^o) (2021年10月1日 18時) (レス) @page24 id: 0e882bf437 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたまコ | 作成日時：2021年9月24日 13時
