Girlfriend ページ20
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｢そんな面白そうな話、直接聞かない訳にはいかないわ！｣
ウィーズリー家から帰ってすぐにハーマイオニーに電話をかけて用件を伝えると、予想外に楽しそうな声が受話器から返ってきた。
｢さっそく！って言いたいんだけど明日から家族でバケーションに行くのよ。帰りは来週になるんだけど、それからすぐに行くわ！あぁ、でもパパとママに確認をとらなくちゃね！大丈夫、必ず行くから！OKをもらったら電話するわ！｣
ハーマイオニーが早口の独り言を言い終えると、一方的に電話を切られてしまった。
しばらく受話器を握ったままAは立ち尽くす。
ハーマイオニーの様子がおかしい。あちらも楽しい話題を持ってきてくれるかもしれないとAは楽しみにしていたが、それはAの望んでいたものとは少し違った。
｢彼ったら素晴らしいのよ！本当に尊敬するわ!!｣
｢へぇー｣
泊まりの荷物を持ってやってきたハーマイオニーは、Aの部屋に入るなり持ってきた本を広げて力説し始めた。
｢Aも新しい教科書リスト見たでしょう？私もう今から楽しみで仕方ないわ！｣
今朝届いたばかりのホグワーツからの手紙ならAも読んでいた。
興味をそそられないタイトルがずらりと並んでいるのを見て溜息をついたのはハーマイオニーには言わない方がいいだろう。
｢Aは？持ってる？｣
｢持ってないから全部買うよ｣
｢それなら今度の水曜日に行きましょうよ！サイン会があるのよ！｣
サイン会には興味は無いが、いずれ買わなければならないものだし頷く。
そして閃いた。
｢じゃあロンも誘おうよ！ハリーも一緒だし！｣
｢どうして？｣
｢フレッドにも会えるかもしれないじゃない｣
下心が恥ずかしくて自然と小さな声になる。
もしかしたらウィーズリー家全員で買い物にくるかもしれない、もしかしたらフレッドがロンについてきてくれるかもしれないと考えたのだ。
｢そうよ、それいい考えね！あ、私まだAの話聞いてなかったわ！｣
｢話聞く前に手紙書いて！羊皮紙と羽根ペン貸すから！｣
ハーマイオニーが手紙を書く隣で、Aはつい最近起こったばかりのことを思い出す。
毎日フレッドの顔を思い浮かべては、自分はなんて大胆なことをしたのかと少し後悔もするが、やっぱりあれはあれでよかったと思いなおす。
｢そ、それであなたキスしたの？｣
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しらたまコ(プロフ) - ひまわり。さん» ありがとうございます！とても嬉しいです＼(^^)／最後までちゃんと書き上げたいと思います！ (2021年10月3日 1時) (
レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり。(プロフ) - すごく好きです！更新楽しみにしています(o^^o) (2021年10月1日 18時) (レス) @page24 id: 0e882bf437 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたまコ | 作成日時：2021年9月24日 13時
