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ランチを終えると、ジョージが湖へ行こうと誘ってきたが、フレッドは寝ると言って足早に部屋へ行ったのでハリーとロンとAの4人で出かけることにした。
｢ジニーも来ればよかったのにね｣
｢A喋ったの？｣
驚いた、とロンが歩きながら振り返ってくる。
｢みんなが庭に出てる時にジニーの部屋で喋ってたの｣
｢ハリーのことだろ｣
ジョージがからかう様な目でハリーを見るので、その背中をAは叩く。
届くならば頭を狙いたいが、今の身長差では無理だった。
｢女の子はみんなそういう話が好きだよな｣
｢ジョージは？彼女とかいないの？｣
｢今はいないよ｣
ハリーは話題を自分から逸らしたくてジョージに話を振る。
ジョージは少し険しい顔で首を振ったが、今度はAが驚く番だった。
｢今は、ってことは前はいたの？｣
｢2人ね、フレッドは3人だぜ？｣
｢兄貴のモテる話なんて聞きたくないよ｣
｢初キスは済んだ？どのくらい続いたの？なんで別れたの？｣
湖はもう目の前だが、あまりにもAが興奮しているので男子3人の足が歩くのを止める。
そこでようやくAはハッとして、自分の言ったことを取り消したくなった。
｢･･･お願い、忘れて｣
｢いや、別に隠すことじゃないからいいけど｣
｢兄貴のこと好きなの？｣
確かにこれだけ興味を示せば、ロンの言う通りそう受け取られても仕方ないだろう。
ただAは、双子ならだいたいフレッドにも通ずるところがあるだろうと思っただけだ。
｢初キスは1年生の時だったな。フレッドとどっちが早くファーストキス捨てるかで勝負してたんだ｣
｢なにその勝負、サイテー｣
｢俺が勝ったんだからいいの。でも付き合ってもだいたい長続きしないんだよな｣
｢どうして？｣
｢俺たち双子だろ？女の子のほうが自分の彼氏を間違えちゃうんだよな。あと友達とかフレッドより彼女を優先できないから振られる。フレッドも似たようなもんだぜ｣
｢好きな子に間違えられてショックじゃないの？｣
不思議そうに聞いてきたAにジョージは笑って、自分より低い位置にあるAの頭を撫でる。
｢ショックじゃなかったから、好きな子じゃなかったんじゃない？｣
｢来るもの拒まず、ってことね｣
｢そう言うこと｣
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しらたまコ(プロフ) - ひまわり。さん» ありがとうございます！とても嬉しいです＼(^^)／最後までちゃんと書き上げたいと思います！ (2021年10月3日 1時) (
レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり。(プロフ) - すごく好きです！更新楽しみにしています(o^^o) (2021年10月1日 18時) (レス) @page24 id: 0e882bf437 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたまコ | 作成日時：2021年9月24日 13時
