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男の子の家に泊まりなんて絶対に許してくれない父親は、タイミングよく長期の仕事で家を空けていたのはAにとって幸運だった。
｢ママが許してくれてよかった｣
｢悪いことしにいくわけじゃないもの｣
｢それはそうだけど、男の子の家に楽しそうに送り出す親ってどうなの？｣
｢ふふふ｣
夕食を母親と2人で終えて、いつもならそろそろベッドに入る時間という頃に窓の外から何かが落ちるような、ドスンと音が聞こえた。
その後に話し声というよりは、言い合ってる声がしてAは恐る恐るカーテンをめくる。
｢ヘタクソか！｣
｢上出来だろ！｣
｢ありえないね、俺ならもっとスマートに着陸できたぜ？｣
｢そんな言うならハリーんとこはフレッドが運転してみろよ｣
｢俺の運転技術に泣くなよ？｣
｢人んちの庭で何してるの？｣
窓を開けて見れば待っていた面子が車から降りてくるところだった。
車に詳しくないAでも、それがだいぶ旧式なことは分かる。
｢庭？これ庭？公園の間違いじゃなくて？｣
｢ていうか車で来るなんて聞いてないし、門も開けてないのにどうやって入ってきたの？｣
｢あぁ･･･それはー｣
｢あらー！あなた達がウィーズリー兄弟ね！ようこそ｣
バルコニーに颯爽と出てきた母親が近くにいたロンをハグする。
｢ママ、同級生のロンよ。それでこっちが｣
｢初めまして、Mrs.テイラー。フレッド・ウィーズリーです。こっちは双子の弟のジョージ｣
｢夜分にすみません｣
ロンは未だに母親にハグされたまま固まっているが、そのことを忘れてAは双子の初めてみる紳士的な対応に感心していた。
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しらたまコ(プロフ) - ひまわり。さん» ありがとうございます！とても嬉しいです＼(^^)／最後までちゃんと書き上げたいと思います！ (2021年10月3日 1時) (
レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり。(プロフ) - すごく好きです！更新楽しみにしています(o^^o) (2021年10月1日 18時) (レス) @page24 id: 0e882bf437 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたまコ | 作成日時：2021年9月24日 13時
