Good Time ページ11
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プリベット通りの7番地、そこにAの家がある。
夏休み前にハーマイオニーとハリーと住所を教えあっていた時に、意外にもハリーが同じ通りに住んでいることが分かった。
そしてハリーはAが7番地に住んでいることに驚いていた。
｢遊びに行ってもいいの？｣
ハリーに聞いた時、見た事のない難しい顔をされたのをAはすぐに思い出せる。
お世話になっている一家とは上手くやっていないと教えてもらったし、駅の改札口でおじさんを見た時になるほどと納得したのだ。
｢A、用意できたの？｣
ちょうどフクロウに手紙を持たせているところで、部屋に入ってきた母親をAは振り返る。
母親は窓際のフクロウを見て、楽しそうに近づいてきた。
｢ほんと不思議よねぇ、郵便で届けるよりも速いんでしょう？｣
｢フレッドの家はこっちの郵便じゃ届かないよ｣
｢この夏休みで何回その名前を聞いたかしら｣
ほんのりと頬を赤くさせたAは、にやりと笑う母親を軽く睨む。
｢今日の夜に迎えに来るって、何時かしら？｣
｢分からないけど、いつでも出れるようにしとけって書いてあった。ママ仕事は？｣
｢今日と明日オフにしたの。だって見たいじゃない！娘の片想いの相手なんて！やだ、ママすごいドキドキしちゃう〜｣
なるほど、常に忙しそうにして家にいない母親がきのうの夜からずっといるのはそのせいか。
やけにテンションの高い母親に、Aは頭を抱えたくなってきた。
｢私ひと言もフレッドのことが好きだなんて言ってないのに･･･｣
｢あなたが学校のこと話してくれるの聞いてたら分かるわよ。何回その名前聞いたと思ってるの？｣
｢そんなに･･･？そんなに分かりやすいの？｣
｢まぁパパは気づいてないでしょうね。ノーランはとっくに気づいてると思うわ｣
兄にバレるのはいっそのことどうでもいい。子離れの出来てない父親にバレるほうがずっと面倒くさいからだ。
そして母親がこのテンションのまま、迎えに来るウィーズリー兄弟に余計なことを言ってしまわないかの不安も大きい。
｢パパがいなくて本当によかったわね｣
｢お泊まり会、パパが仕事で家にいたら絶対OKなんて出ないもんね｣
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しらたまコ(プロフ) - ひまわり。さん» ありがとうございます！とても嬉しいです＼(^^)／最後までちゃんと書き上げたいと思います！ (2021年10月3日 1時) (
レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり。(プロフ) - すごく好きです！更新楽しみにしています(o^^o) (2021年10月1日 18時) (レス) @page24 id: 0e882bf437 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたまコ | 作成日時：2021年9月24日 13時
