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波打つ豊かなブロンドと青い瞳、訛りのない流暢な言葉にAは一瞬見惚れた。
｢アナタは誰？｣
｢え？｣
｢あらごめんなさい、聞き方がおかしかった？あなたのことを教えて｣
｢A・テイラー、4年生よ。こちらは｣
｢フレッド・ウィーズリー｣
｢ジョージ・ウィーズリー、同じ6年生だ｣
｢何かの授業で一緒になるかも知れないわね。仲良くしてね｣
｢A行こうぜ、腹減った。朝飯食いっぱぐれちまう｣
フレッドにそう言われて、Aもまだ朝食を食べていないことを思い出す。
もう少し他校生と交流をしてみたかったが、食欲に勝てるほどではない。
クロエに別れを告げて大広間へ向かう。
朝食の時間も終わりに近づいているせいか大広間にはほとんど人がいなかった。
ハーマイオニー達もすでに朝食を終えたのだろう、姿はない。
｢クロエ、お人形さんみたいに可愛かったわ｣
｢そうか？｣
｢フレッドに聞いてもムダだよ。A以外の女子なんてみんな同じなんだから｣
ジョージの言葉にパンをくわえていたフレッドが頷くと、分かりやすくAは顔を赤くして嬉しそうに口元をゆるめた。
｢ボーバトンの女子なんかより、A覚えてるか？｣
パンを飲み込んだフレッドが、Aを見る。
目を丸くさせて口元までもが楽しそうだ。
｢賭けてただろ？｣
｢私の勝ちでしょ？立候補できなかったじゃない｣
きょとんとした顔でそう言ったAを双子は声をそろって笑い飛ばす。
どういうことだろうと、ますますAは首をかしげた。
｢老け薬を飲んだって年齢線に弾き返される、ってお前は言った｣
｢･･･言ったわ｣
｢俺達、年齢線越えたぜ？｣
｢俺もフレッドもゴブレットに名前を入れた｣
｢で、でも！立候補は出来なかったわ！｣
2人の言いたいことが分かったAは慌てて声を大きくしたが、フレッドとジョージの顔は楽しそうにニヤけていくばかりだ。
あたふたするAを獲物を狩るような目で見つめながら、フレッドは意地悪な声でゆっくりと口を開く。
｢自分の負けを認めれないのか？｣
20220327
Taylor Swift
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トオ(プロフ) - 更新有難うございます…！次も楽しみです❕ (2022年9月28日 10時) (
レス) @page50 id: 140729f59d (このIDを非表示/違反報告)
しらたまコ(プロフ) - みらんさん» 更新してからお返事しようと決めていましたが、大分遅くなってしまいました。ダンスパーティーまでまだありますが引き続き頑張りたいと思います。コメントありがとうございます!! (2022年9月18日 22時) (レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
しらたまコ(プロフ) - とうふさん» お返事がとても遅くなってしまいすみません。更新はするつもりでいます！どうかもう少しお待ち頂ければと思います…！応援のお言葉ありがとうございます!! (2022年8月21日 0時) (レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
みらん - ダンスパーティーのところ楽しみにしてたので残念です。更新待ってます💪💪 (2022年8月13日 0時) (レス) @page41 id: e061b386f2 (このIDを非表示/違反報告)
とうふ(プロフ) - もう更新はないのでしょうか？？ 更新楽しみにしています…！！ (2022年7月21日 0時) (レス) @page41 id: 2c85f96aa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたまコ | 作成日時：2022年2月12日 0時
