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そしてハーマイオニーはAがデザートに夢中になっているのを確認して、少し声を落としてフレッドに告げた。
｢こっちをずっと見てる子がいる｣
｢ブロンドの子？｣
｢気づいてたの？｣
｢さっき目が合っただけだけど｣
｢あんまりいい感じがしないの｣
｢なにが？｣
2つの皿の内のひとつを空にしたAは、真剣に話しているフレッドとハーマイオニーに気づいて話に入ろうとしたが、Aの食べるスピードの早さに目を丸くしているハーマイオニーはそれどころじゃなさそうだ。
｢もう･･･食べたの？｣
｢まだこっちのお皿もあるわ。で、何の話だったの？｣
｢大したことじゃないわ。そうね、今年はケンカしないで仲良くしとくのよ、って感じかしら｣
｢そんなにケンカしてるかしら？｣
｢なぁ？｣
不思議そうにAとフレッドが顔を見合わせたのを、ハーマイオニーはこの世の終わりのような顔で驚き、一瞬言葉をなくした。
｢毎年毎年、周りを巻き込む大喧嘩をしてる自覚ないの？｣
｢･････････あるわ｣
｢･････････あった｣
｢ならいいわ。今年は大人しく仲良くしててちょうだい｣
｢大人しくしててね｣
｢俺が悪いみたいに言うなよ、この前はお前が｣
｢大人しくしなさい！｣
ハーマイオニーのするどい声にAとフレッドは肩をすくめて大人しく食事に戻ろうとしたが、ふいにダンブルドアが立ち上がったのでそちらを向いた。
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｢�倏�齢線�瓩�！｣
グリフィンドール塔への帰り道、ダンブルドアの言葉に興奮しているフレッドとジョージは目を輝かせながら歩いている。
代表選手に立候補するためには、羊皮紙に名前と所属校名を書いて炎のゴブレットの中に入れるだけという至ってシンプルな方法だった。
そして17歳未満が立候補できないよう、ダンブルドアがゴブレットの周囲に年齢線を引いておくと注意をする時に、その目ははっきりとフレッドとジョージの方を楽しそうに見ていたのをAは見逃さなかった。
｢ねぇ、やめといた方がいいと思うわ｣
｢やっぱり老け薬で正解だろう！｣
｢24時間以内に名前を書いて入れればいいんだから、明日の朝イチでどうだ？｣
｢オッケー、名前入れればこっちのもんだよな。ゴブレットに年齢なんか分かんねぇだろ！やるぞ、ジョージ！｣
｢･･･聞いてないわね｣
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トオ(プロフ) - 更新有難うございます…！次も楽しみです❕ (2022年9月28日 10時) (
レス) @page50 id: 140729f59d (このIDを非表示/違反報告)
しらたまコ(プロフ) - みらんさん» 更新してからお返事しようと決めていましたが、大分遅くなってしまいました。ダンスパーティーまでまだありますが引き続き頑張りたいと思います。コメントありがとうございます!! (2022年9月18日 22時) (レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
しらたまコ(プロフ) - とうふさん» お返事がとても遅くなってしまいすみません。更新はするつもりでいます！どうかもう少しお待ち頂ければと思います…！応援のお言葉ありがとうございます!! (2022年8月21日 0時) (レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
みらん - ダンスパーティーのところ楽しみにしてたので残念です。更新待ってます💪💪 (2022年8月13日 0時) (レス) @page41 id: e061b386f2 (このIDを非表示/違反報告)
とうふ(プロフ) - もう更新はないのでしょうか？？ 更新楽しみにしています…！！ (2022年7月21日 0時) (レス) @page41 id: 2c85f96aa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたまコ | 作成日時：2022年2月12日 0時
