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ついにファッジまでもが怒鳴り、ダンブルドアにたしなめられ、全く怒りの収まっていないスネイプの足音が病室から出ていく。
｢あの男、どうも情緒不安定じゃないかね｣
ファッジの言葉に笑いそうになるのをAは堪えて、寝たふりを続けながら全員が病室から出て行くのを待つ。
マダム・ポンフリーに連行される前にフレッドがちらりと見たのが薄目に見えたので、Aはウインクを返しておいた。
｢A、起きてるんでしょう？｣
カチャッと鍵が閉まるのを確認してから、ハーマイオニーに呼ばれてAは起き上がる。
開けっ放しのままのカーテンからは清々しい笑顔のハリーとハーマイオニーが見えた。
そしてロンのベッドから呻き声が聞こえる。
ロンも起きたようだ。
｢ここは･･･ハリー、シリウスはどこだい？何があったの？｣
ベッドから起き上がり、周りを見回しながら不思議そうな顔をするロンに、ハリーはハーマイオニーを振り返った。
｢ハーマイオニー、君が話してあげてよ｣
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翌日のお昼に4人は揃って退院した。
試験も終わり天気が良いいのもあって、ほとんどの生徒はホグズミードに行っているらしく城内はひっそりとしている。
｢さて、きのうの冒険話聞きたい？｣
湖のほとりに座り、興味津々で目をキラキラさせているフレッドとジョージに向かってハーマイオニーはゆったりとした口調で聞いた。
｢もちろん！｣
｢そのためにホグズミードにも行かないでここにいる！｣
Aの目には、オヤツを鼻先に置いて待ての指示をする飼い主と大型犬2匹に見えてしまう。
Aはきのうの夜に事細かく何があったのかを聞いているので、ハーマイオニー達のやり取りを微笑ましく見ていようと思っていたのに綺麗な笑顔を貼り付けたハーマイオニーがこちらを向いた。
｢私もね、聞きたいことがあるのよ。どうして逆転時計のことを知っていたのかしら？｣
｢え･･･？｣
突然話を振られてAは言葉に詰まる。
そう言えばそのことでハーマイオニーを怒らせてしまっていたことをすっかり忘れていた。
｢つまり、たまたま忍びの地図で見られてたってこと!?｣
セドリックとのいざこざを話すと、フレッドの男としての何かを傷つけてしまう気がしたAはそれを伏せて説明した。
たまたま忍びの地図を開いたフレッドとジョージが3人のAとハーマイオニーを発見したこと。
それを確かめるために2人が授業終わりに待ち伏せしていたこと。
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しらたまコ(プロフ) - さらさん» 面白いと褒めてもらえて嬉しいです!!数ある中から出会えてもらえて感謝です！応援のお言葉を糧に更新頑張ります!! (2022年1月24日 16時) (
レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
しらたまコ(プロフ) - 時計さん» 伝わります、ありがとうございます！死の秘宝まで続ける予定ですよ！フレジョ推しのはじめてだなんて嬉しすぎます、、。ヤバいです、本当にありがとうございます！ (2022年1月24日 16時) (レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
さら - おもしろすぎます！久しぶりにこんなに楽しい小説を見つけました。応援しています！そして楽しみにしています！！！ (2022年1月18日 20時) (レス) @page19 id: 339793d87a (このIDを非表示/違反報告)
時計 - ヤバイっす、、エグいっす、、、（語彙力）この小説って死の秘宝まで書くんですよね？めちゃ大変ですね、、。作者様のペースで頑張ってください、、！追伸この小説見始めてフレジョ推しになってしまいました。 (2022年1月14日 22時) (レス) @page17 id: 61f9818175 (このIDを非表示/違反報告)
しらたまコ(プロフ) - ホワイトチョコレートさん» コメントありがとうございます！だいたい週1ペースで更新してますので、これからもよろしくお願いいたします^^* (2022年1月10日 23時) (レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたまコ | 作成日時：2021年12月11日 23時
