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「山崎、やっと来たか!」
「すいません副長、、、少し手間取りました」
「なにかあったのかィ?」
「いえ、、、ただ、あの人の一族はいろんな噂が飛び交っていましてね。それが本当か調べていたら、時間がかかりました」
「とりあえず、お疲れ!」
「あ、ありがとうございます。局長」
「とりあえずこれがまとめた資料です。どうぞ」
・・・・・・・
・・・
「ん、、、?」
(あー、私寝てましたねぇ完全に)
取調室に入れられてから1時間近くが経過していた。
暇すぎて寝てしまったのだろう
ガチャ
私の前の席に沖田さんが座った。
「これを見てくださェ、、、アンタについての資料なんで、間違っているところがあれば言ってくださェ」
そう言って沖田さんは私に紙束を渡した。
(えっと、、、)
重要参考人について
名前 A
天人。出身星は破壊された。
この一族は生き物を操作する力を持っている。
犯罪歴等はない。
「っと、このくらいでいいですかィ?」
この後は少し機密情報があるんでさァ、と続ける。
「はい。ありがとうございました」
「訂正点などはありやしたか?」
「あ、、、えっと」
もう一度紙を見て、
(ない、、、よね。うん、やっぱりない
あ、でも。)
「強いて言うなら。ですけど、、、
私は生き物操作できませんよ」
「へぇ」
興味深そうに沖田さんは目を見開く。
そんなに重大な情報なのだろうか。
・・・・・・・
・・・
「よーう」
「あ、とっつぁん!」
取調室の控え室に入ってきたのは松平片栗粉。
グラサンで顔が怖いがれっきとした警察庁長官だ。
「で、アイツが、、、は?!」
「ど、どうしたんだ!? とっつぁん!」
松平がAの姿を見た瞬間取り乱した。
「いや、、、ありえねぇ、、、だってアイツは死んだはずだぞ!?」
「「「死んだ!?」」」
山崎、土方、近藤の声が重なる。
「じ、じゃああれ、、、幽霊ってこと?」
ガタガタガタ、と近藤が怖がり始める。
「そ、総悟、そいつっ、ゆ、ゆゆ幽霊だぞ!
離れた方がいいんじゃないか!?」
「え、、、アンタ、幽霊なんですかィ?」
「私は生きてますよ?」
沖田はAの腕を掴んで控え室にいる4人に見えるように持ち上げる。
「実体もあるみたいですぜ?」
「で、でも!」
「コイツ、一体何者なんだ?」
と、土方が呟いた。
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