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(あれは、私!?)
(いや。でもあれは、、、)
(まさか、、、これが、私の一族の力、とか?)
思考がいつになく働くが、身体は動かなかった
「クスクスクス」
不気味な笑い声を止めることなくこっちに近づいてくる。
「っぁ、、、!」
シュバッ!
後ろにいた真選組の人が"なにか"を切った。
私にそっくりな"なにか"は、黒い煙をばらまきながらもこちらに近づいてくる。
「切っても効かないのかッ?!」
「クスクスクス」
「う、、、」
知らないうちに防衛反応が働いて、お守りの小刀を取り出す。
シュン!
「クスクスクス、、、」
"なにか"は、白い煙に包まれた。
煙たくて、目をつむる。
「あ、、、れ?」
目を開けると、"なにか"はいなくなっていた。
・・・・・・
・・・
「いや〜すいませんね。こっちの間違いで捕まえようとしてしまいまして」
近藤、と名乗った真選組の人が言う
「いえ。大丈夫です
こっちこそ、迷惑かけてごめんなさい」
「でもアンタ、なんか知ってそうな雰囲気だよな」
土方、と紹介された強面の人が言う
「、、、、、」
「だんまりですかィ、、、
無駄に疑われてしまいますぜ?」
沖田と名乗った人が言った。
「あ、もうすぐ着きますよ」
今私たちが向かっているのは取調室がある建物
真選組の人たちはそのまま帰してもいいと言ったのだけれど、
上の人が重要参考人として、取り調べすることになったのだ。
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