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七話 ページ9

あれが、私の本心?

バカだな。


「誰か助けて」なんて。


誰も助けてなんてくれないのにさ。


「ははっ」


軽く、自傷気味に笑う。


でもそれはきっと声だけで、顔はひどいことになっているだろう。


あーあ、馬鹿らしい。


そろそろ昼食を食べないと、休み時間が終わってしまう。


給水塔から降りて、床に座る。


「いただきます」


ゴニゴニョ呟いてお弁当を開く。

とはいっても、お弁当の中身は日の丸弁当。

梅干しと白米。
本当に、これ以外は入っていない。



そんな弁当、五分くらいで食べ終わってしまう。


さっさと弁当を片付けて、また町並みを見る。


もういっそのこと、今飛び降りてしまおうか。


なんだかんだで怖くない。






柵に足をかけた瞬間、




「なにしてんだ!」


人の声!?
なんでこんなところに居るの。


聞こえたのは後ろから。


じゃあ、給水塔の上?


上を見上げると、確かに人の姿があった。



逆光で上手く見えないが、男子生徒のようだ。


「あの、誰ですか?」

「・・・・・?」


先輩だったら、いろいろと失礼だし、止めてもらった意味も教えてほしかった。



「・・・・れは、・・年・・組! ・・・・・!」


「え?」


上手く聞き取れない。


強い風が吹いていて私には、風の音しか聞こえないのだった。

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設定タグ:シリアス , 学園   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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秋葉まこ - 雨飴さん» はいっ!お互い頑張りましょう!! (2017年9月24日 10時) (レス) id: 5673d41816 (このIDを非表示/違反報告)
雨飴(プロフ) - 「夕霧」さん» コメありがとうございます! 描写は頑張っていたのでそう言っていただけると嬉しいです! 自分のペースで頑張りますのでよろしくお願いします! (2017年9月24日 10時) (レス) id: 91eb9af7ae (このIDを非表示/違反報告)
雨飴(プロフ) - 秋葉まこさん» 早速来てくださったのですか!? ありがとうございます! そう言ってもらえて良かったです。秋葉まこさんも頑張って下さいね! (2017年9月24日 10時) (レス) id: 91eb9af7ae (このIDを非表示/違反報告)
「夕霧」(プロフ) - とても面白かったです!!。読みやすいし、描写もしっかりしていて、あと設定からおもしろいですし。これからも更新頑張って下さい (2017年9月24日 9時) (レス) id: c5d4c961eb (このIDを非表示/違反報告)
秋葉まこ - 自分のペースで頑張ってください!応援してます!! (2017年9月23日 21時) (レス) id: 5682f31475 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨飴 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2017年9月23日 19時

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