天堂光輝の妹は京極竜に恋をした【PRINCE OF LEGEND】 (ページ42)

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ショッピングモールに到着し、かわいい小物を売っている雑貨屋さんにやって来た。

竜｢母ちゃん、何あげたら喜ぶかな｣

尊人｢何がいいのか全然わかんねぇ......｣

『このネックレスなんかどう？』

尊人｢うちの母ちゃん、色気より食い気だからなー｣

『じゃあお菓子にする？』

竜｢どうせなら、なんか形に残るもんの方がいいけど、なかなか難しいな......｣

いちご｢あっ、このバッグかわいい〜！｣

『本当だ、なかなかいいかも！......え、3万円！？』

尊人｢いちご、それはちょっと無理だ......｣

何軒かのお店を回ってみたが、なかなかこれというものが見つからない。

すると仁くんが竜の袖を引っ張った。

仁｢竜にぃ！おれ、5階にあるゲームセンターであそびたい！｣

竜｢ダメだ、今日は遊びに来たんじゃないんだぞ｣

仁｢だってさっきから全然決まんないじゃん。もう飽きたよー｣

いちご｢いちごもー｣

竜｢......仕方ねぇな。じゃあ300円ずつだぞ｣

仁/いちご｢やったー！｣

普段は完全に弟キャラの竜が、こうしてお兄ちゃんっぽく振舞っているのはとても新鮮に見えた。

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