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38話。人の名前が覚えられる人って凄いよね。 ページ9

「やれぇええ!!!桂のクビをとれぇええ!!!」


ゴリラに酷く似た風貌の天人がそう告げた瞬間、多数の天人がその言葉に続いて一斉に斬りかかろうとする。



『銀時、そっちは頼んだ』


銀「おう」


淡白な掛け合いをすると同時に、私はヅラの元に応戦にゆく。モノは考えようなので、もう身バレとか何とかが吹っ切れた私は、艦内に入った際、再び付けていた眼帯を外す。自主的にとはいえ、視界が奪われているのはやはり落ち着かなかったのだ。



「あっあれはA様?!何故あの方がッッ‼」


『そうそうAちゃんだよ〜、ごめんね〜。』


バックグラウンドの小太郎の爆弾音に、共鳴するかの如く天人の呻き声があがる。



『せいぜい地獄でよろしくね。』


抑揚のない声で呟く。



桂「おいA‼少しは緊張感を持たぬか?!」



『へーい』



爆弾なんてハイカラなモン使っててよく言うな、と続けようとしたが銀時の方が決着をつけていたので残りの天人を素早く片付けた。

続々。→←37話。夜中に微妙にお腹が減ったなら、寝るのが1番。



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作者名:べにまる。 | 作成日時:2020年4月14日 23時

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