続々続。 ページ5
桂「だが銀時がそれほど追い詰められるくらいだ。余程強敵らしい。時期尚早かも知れんな。」
銀時はスッと立ち上がり着流しを手に取る。
桂「おい、聞いているのか?」
銀「仲間が拉致られた。ほっとくわけにはいかねぇ」
『その身体で勝てる相手と?』
わかりきってる質問を私は問いかける。
銀「”人の一生は、重き荷を負うて、遠き道をゆくが如し“」
…どこかで聞いたことのある、懐かしい言葉。
銀「最初に聞いた時は、なに辛気くせーことを、なんておもったが、なかなか年寄りの言う事はバカにできねぇな…荷物がいねーと歩いててもあんま面白く無くなっちまったからよォ」
桂「仕方あるまい。お前には池田屋の時の借りがあるからな。ゆくぞ、今から俺がお前の左腕だ」
『じゃあ私は差し詰め右腕ってことかな!』
銀「…別に右腕使えるけどな」
『いやめちゃくちゃいい感じで終わる感じだったじゃん???なんでそこ突っ込んじゃうの?』
桂「じゃあもうA。お前肋骨担当しろ」
『いや肋骨担当ってなに????』
…こんな感じでも不安なんてこれっぽちも感じないのは、旧友2人と変わらない会話をしているからだろうか。私も随分歳食ったなぁ。
心の中でそう呟いて、私たちは春雨へ向かった。
35話。いちごがセルフレジの果物分類されてるのが解せぬ。→←続々。
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作者名:べにまる。 | 作成日時:2020年4月14日 23時