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続々続。 ページ11
桂side
『…敵わないなぁ』
頬を掻きながら小さく呟いた旧友は、少しの間夕陽を眺め、立ち上がった。
『あ、そういえば私見廻りの途中だった。これ絶対始末書だよなぁ…じゃあね小太郎、』
『ありがと』
思わず目を大きく見開く、その四文字がAから聞けるだなんて、俺達も歳を取ったと言う事なのだろうか。そんな事を考えている間にAは軽快にテナントから飛び降り帰路に着く。銀時の時同様、夕陽に溶け入るAを俺はそっと見つめる。
…あの日失っていたはずのものが帰ってきた喜びと、先程の笑みが脳裏に過ぎる。彼女が上手く笑えなくなったのはいつからだろうか。1人だけで重荷を背を負うとする、自己犠牲を愛してやまない所も願い叶わず健全であった。
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作者名:べにまる。 | 作成日時:2020年4月14日 23時