【本丸爆笑】僕の考えた最強の除霊方法【刀剣乱舞】

最強除霊方法27 ページ31

？？「…シッテ？ドウシッテ？」

背後から一番聞きたくなかった声が聞こえた。




チエコだ。九条さんの全力の術式をこの短時間で外したのか。なんて奴だ。

チエコは先程とは見た目が若干変化していてそれまで顔を覆っていた御札が消えていた。



顕になった瞳はギラギラと赤く怪しく光り、
それは何とも言えない不安を煽る。



智恵子「どうして…見ちゃったの…？

やっぱりあそこで仕留めておけば良かったんだ」


手には何処から持ってきたのか薙刀が握られている。例えるならば地獄の門番だ。





清光「刀の付喪神に刀で挑もうなんて…良い度胸じゃん」


清光を始めとして、全員が抜刀する。



智恵子「ﾌﾌﾌ…殺す。皆殺しにしてやる…！！」



それに怯むことは無く、怪しい笑みを浮かべて薙刀を構えるチエコ。

すかさず長谷部から指示が飛んだ。



長谷部「総員戦闘準備！第一部隊は主を全力で守れ！！」


『第二部隊は前衛、第三・四部隊は後衛！』


「「了解！！」」



始めは優勢だった。しかし、時間の経過と共に能力を開放していくチエコ。
いくら国内最強の名を誇る（人1）の刀剣達だと言っても、瞬間移動からの攻撃になす術は無かった。

チエコの薙刀は確実に皆の体力を削っていく。




薬研「クソッ…強い……」
鶴丸「こりゃ驚いた…俺達が、押されているのか…？？」


気付くと、その場に立っているのは（人1）のみ。圧倒的な攻撃力に、約六十振の刀剣が敵わなかった。


智恵子「お前も…消えろ！！」

（人1）に向かって薙刀を構えるチエコの姿を見て、とうとうここまでか、と死を覚悟したその瞬間。




？？「消えるのは、お前だよ」





チエコの身体に閃光が走る。途端に苦しみ出した彼女。


直前に聞こえたのは、もう二度と聞けないと思っていた声。

（人1）は思わぬ救世主に息を呑んだ。




『な…何で……』


？？「話は後だよ。さあ、やるよAさん。意思を強く持って。俺と一緒なら大丈夫」






こちらに堂々と向かって来たのは、（人1）を庇って亡くなった筈の…九条旭本人だった。

最強除霊方法28→←最強除霊方法26

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す