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植物園



「くっそ、何処にもいねぇ………!」


「本当に、こっちに来たのか………?」



「早くしないともう、5時になっちまうゾ」





「君達………一体何をしているんだい…?」

そう誰かに声をかけられて振り返る



「えっと、どちら様?」



「あぁ、僕はハーツラビュル寮の2年だよ……君達もハーツラビュルだよね?こんな所で何を?」



「あー、A先輩は来てないっすか?」



「あぁ、彼なら今しがた教室に忘れ物を取りに行ったよ」


「あーもう、入れ違いかよ」



「校舎の玄関前で待機していたら捕まえられるかも!!」


「よっし、それで行こう」



僕達が植物園を去った後、さっきの人がニヤリと笑っていることも知らずに…………




校舎前


「あと10分で5時じゃん!!」


「これはもう、寮にいる可能性も…………」


「まじか………」



「もう、俺様疲れたんだゾ…………」



僕達は急いでハーツラビュル寮に向かった

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作者名:神咲 | 作成日時:2020年8月12日 14時

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