ハーツラビュルの道化師さん (ページ16)

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マジックが見たいとせがまれて白いハトを出してやる

「何処から！？」

「いつもハト持ち歩いてるんですか……？」

「そんなわけ無いでしょ………」

この人達単純すぎて将来心配だな…と心の中で思う

「ちょっとユニーク魔法使っただけじゃん……」

そう言って魔法を解くとヒラヒラと落ちてくる僕のハンカチ

「騙されたっ！！」

四六時中ハトを袖に入れてる人なんて全世界探しても居ないでしょ……そのくらい気づいて欲しい

「でも、本当のハトみたいでしたよ！どうして動くんですか？？」

まぁ、確かにそう思うよね

僕のユニーク魔法は外形を変えることがメインだから

「それは…………秘密かな」

「そんなぁ……」

「これ以上教えちゃうと面白くないでしょ？だって、これがマジックなんだから」

僕がそう言うと納得したようだった

「A君のマジックショー、マジカメにアップしちゃお♪」

ケイト先輩はすぐに僕のマジックを動画に撮ってアップする…

反応がいいらしい………

「A君もマジカメ入れたらいいのに〜」

「面倒じゃないですか………そもそも、普段写真撮らないので」

僕がそう言うと

「そういえばケイト先輩って何でマジカメそんなに好きなんですか？」

とエースが言う

確かに僕も思うかも……情報通でいいとは思うけど…

「あー、何と言うか探してる人が居るって感じ？」

「探している人……ですか？」