プロローグ ページ2
「ここがランカスター？」
「そう。ここは芸能禁止の星なの。だから歌っちゃダメだよ？」
「うん‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
空港からお婆ちゃんちに向かう電車の中から、私はランカスターを眺めていた。
何も無いところ。街があるけど、音楽も何もかけられて無いみたい。
歌も歌っちゃ駄目なんて‥‥‥。
お盆だから初めて来てみたけど、電車の人たちも、あんまり元気が無いみたいだし‥
どんよりとした灰色の空が、まるでこの星の人達の心みたい。
これが、AKB0048の、変えたい星なんだ‥‥‥。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「つまんないの‥‥‥‥‥‥」
あれからお婆ちゃんちについて、沢山お話をして、やることが無くなっちゃった‥。
テレビつけてもニュースばっかり。バラエティもドラマも無くて、本も大人が読むような難しいものばっかり。
「なんで芸能禁止にしちゃうんだろう‥‥‥
歌うと楽しいのに‥‥‥‥‥‥。」
ふてくされて、地面の小石を蹴りながら川辺の道を歩いていた。
すると、川の方から水の音が聞こえてきた。川辺におりてみると、何歳か年上ぐらいの女の子が四人、仲良く水遊びをしていた。
「どうしたの？」
何と無くみていると、金髪のツインテールの子が話しかけて来た。
「えっと‥‥、何してるの？」
「水遊びだよ！
……貴方もする？ 楽しいよ〜！」
ピンク色の髪をした、サイドテールの女の子が誘ってくれた。でも‥‥‥
「ううん。誘ってくれてありがとう。でも濡れると風邪ひくし、怒られちゃうから。」
そう言うと、金髪の子。サイドテールの子。それと、薄い桃色のふわっとした髪の女の子と、お嬢様っぽいふりふりのワンピースを着た女の子四人とも、引きつった笑みを浮かべた。
「‥‥‥？もしかして、水遊びするって‥‥‥お母さんに言って無いの？」
すると、サイドテールの子があはは。と、乾いた笑い声をあげながら言った。
「す、すぐ乾くよ。これぐらい‥‥‥他の事して遊んでたらあっという間だよ。‥‥‥きっと‥‥‥」
私だったら水でベタベタして嫌だけどなあ‥‥‥
「じゃあ、何する？水切りでもするー？」
水切りって、川に向かって平行に石を投げるあれだよね？
「ね、ねえ、それ私も一緒に遊んでいい？」
「いいよ！！5人で遊ぼう！！」
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み な み る く(プロフ) - 元2525だよー！笑 (2017年10月23日 12時) (
レス) id: 9c48656396 (このIDを非表示/違反報告)
ユイ - 続きが気になります！更新頑張ってください！(≧∇≦) (2016年3月6日 20時) (レス) id: 7a5e203cf1 (このIDを非表示/違反報告)
ツボ猫にゃーん(プロフ) - めっちゃ面白い！！これからも更新頑張ってください！！応援してます (2015年10月16日 1時) (レス) id: 9570c7a1c2 (このIDを非表示/違反報告)
ノノ(プロフ) - ありがとうございます！これからも更新頑張ります！ (2015年3月24日 15時) (レス) id: 362743fd96 (このIDを非表示/違反報告)
2525(プロフ) - ﾉﾉ面白いでーす♪これからもがんばって下さい♪ (2015年3月24日 15時) (レス) id: 17a1c5f43f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：O×3 | 作成日時：2015年1月3日 21時
