社畜系後輩魔法少女ライバー【2j3j】

✱ ページ23

『実は最近少しだけ…少しだけなんですけど、活動と私生活の両立が辛くて…まぁ、覚悟はしてたんですけど…予想以上でした』



覚悟をしていなかったわけではない



上手く両立していけると思っていた



魔法少女としての仕事と“結良莉Aとしての普段の私生活"、にじさんじ所属ライバーとしての活動 それら全てにおいて、考えが甘かったのかもしれない



『ライバーとしての活動は楽しいです。ゆらがこんなにいい思いをしていいのかっていうくらい、幸せです』



『でも、少しだけ…休みたいなって思うことがあるんです』



そんなの、最低かな…私には勿体ないくらいの幸せをみんなから貰ってるのに 私なんかが、休みたいなんて



ふと、加賀美さんが私の頭に手を置いて、頭を撫でてくれた



『、？ 加賀美さん？』



kgm「結良莉さんは頑張りすぎなんです… たまにはちゃんと休んだ方がいいですよ」


『でも、ゆらなんかが休みたいだなんて…』


kgm「言っていいんですよ。 もっと自分を大切にしてください」


『わがままだって…自己中心的だって言われないですか…？』


kgm「そんなこと誰も言いませんよ。リスナーの方々も結良莉が無理をしている姿ではなくて、元気でいる姿が見たいんですよ。それに、仮にそんなことを言う人がいたら、気にしないでください。あと、ちゃんと誰かに相談してください。ご両親でも、マネージャーさんでも、先輩方でも誰でもいいんです。私だって、相談に乗ります」




kgm「だから、無理はしないでください。結良莉さんのペースでいいんです。焦らずゆっくり進んでいけばいいんですから」






無理しないで、 その言葉を言われたのは久しぶりだった






この言葉はこんなにも温かく、優しく私を包み込んでくれるものだったのか…



思わず涙が溢れてきて、止まらなかったが、そんな私を加賀美さんはずっと泣き止むまで慰めてくれた



















『的な感じだっけ？』



kgm「なんか改めてあの日のことを話されると、少し照れくさいですね…」



『あの日の社長は眩しかった』



kgm「やめてください！w これ以上あの話をするのはさすがに恥ずかしすぎて無理です」



『www 恥ずかしすぎて無理ってかわいいなぁ』



kgm「怒りますよ！？」



『怒られるのは嫌だなぁ…w でもね、社長？』



kgm「なんですか？」



『ゆらね、社長には本当にすごく感謝してるの。あの時、ゆらを救ってくれてありがとう』






.

結良莉→←✱

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す