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そう言ったきり、見下ろしたまま何も喋らない
まさかのそっちから声掛けといて黙りですか
よく分からんから取り敢えず見つめ返すと、男は眉を顰めた
兵「…お前の目的は何だ」
『………は？』
と、思わず口が開く
…いや、それさっき散々話したじゃん
再び同じ質問をする男に不審に思う
ん？
いや、ちょっと待て
…よくよく考えてみたら、私
壁の中に入りたいだのリアムを壁に戻したいだと言っといて
結局の所、芯の付いた目的何も言っていなくね？
と、気が付いた
それに気づいた時、その質問の意味が分かり
あぁーそれでか。と思った
つまり
こいつは、私に壁に入った後どうするつもりなのかを聞きたいのだ
黙る私を、答えろ。と急かす
『えーと…』
兵「何だ
言えねぇ事情でもあるのか？」
何と言おうか。と言葉を詰まらす私にカマをかける
いや、そうじゃなくて何と言えば率直に伝わるかなと考えてんだよ
そっとリアムに助けを求めるが、こんな時に限ってまだ起きない
あんのやろー…。と口角が引き攣るのを感じたが息を着いて男を見た
『まぁ…なんだ
簡潔に言うと、この世界を知りたいからだよ』
ハ「この世界…？」
さっきまで空気を察して黙っていたハンジが問い返す
男も引っ掛かった様で眉が動いた
『私はこの世界については無知なの
巨人の事も君ら人類の事も
リアムに会うまで何も知らなかった
だから、幾ら強くても弱点の分からない巨人は適当に倒してたし、生きた人にも会ったこと無かったからここはそう言う世界なんだなって勝手に自己解釈してた
毎日が暇で暇で堪らなかったよ』
兵「…それはつまり
お前にとって俺たち人類はただの暇潰しって事か？」
一層声を低くして言った
『…私はね、嘘を着くのが下手なんだ
だから最もらしい事を言ってそれに見合う演技なんて出来ないし、それっぽく見えたとしたらそれはきっと本当の事を嘘っぽく言っただけ』
兵「…何が言いてぇ」
『君たちの前ではありのままで居るって話
協力して貰ってる身なら嘘偽り無く居なきゃこれから信じて貰えないでしょ？
だからもしさっきの言葉が暇潰しだと思うのならそれもあながち間違えじゃないよ
実際退屈してたし、正直やったーとも思ってる』
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ちゃむ助(プロフ) - 更新待ってます٩( ‘ω’ )و (2021年12月11日 0時) (
レス) @page34 id: 8b0d0441d4 (このIDを非表示/違反報告)
りぃまーる - 更新されてて驚きました〜待ってました！！続きが楽しみです！頑張ってください〜♪ (2021年2月5日 12時) (レス) id: a3334f2d39 (このIDを非表示/違反報告)
aoi(プロフ) - とても面白かったです！更新楽しみに待っています！ (2020年5月24日 2時) (レス) id: af1df380d9 (このIDを非表示/違反報告)
リコリス(プロフ) - すごく読んでて楽しいです！調査兵団に入ってからの展開も気になるし他のキャラ達の絡みもすごく楽しみです！更新応援してます！！ (2020年3月12日 6時) (レス) id: 8d4a8dbb4d (このIDを非表示/違反報告)
サラミ - 凄いおもしろい話で気に入りました！あと、少し気になったのがリヴァイのセリフの所を、兵「」から、リ「」にした方が分かりやすいと思いました。更新頑張ってください！ (2019年12月28日 22時) (レス) id: dd11928539 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミキ x他2人 | 作成日時：2019年7月31日 13時
