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貴方side
今日改めて、レギュラスさんの凄さを目の当たりにした。
彼の社交マナーや洗練された身のこなしは、思わず目で追ってしまうほど美しかった。
人の上に立つにはどうすべきかを理解した上で見せる他人への信頼心に、下の者はそれに応えようと必死に動く。
彼の手腕は本物だ。
『…なるほど、コレを見せるために私をこの場に置いたのか。』
“見て学べ”
それが彼からのメッセージ
『望むところだ。今日見た全てを盗んでやる…！！』
そうして、ホグワーツ理事集会は他の理事やマルフォイ当主“には”バレずに無事終わった。
「何故ポッターがこんな所にいるんだ。」
『……何の話でしょう？坊っちゃま』
「気持ち悪い。姿形は変われどお前がポッターであることはバレバレだぞ。」
『どうしてバレたんだチクショウ！！』
今の私ポリジュース薬を使って完全に別人だぞ！？
着ているのも普段着とは程遠いメイド服だし、私へと繋がる痕跡は何も所持していない。
本当になんで私だと分かったの！？
「両利き特有のクセ、やけに古風な貴族マナー、そして何より僕の父を利用しようと虎視眈々と狙う獣のような目が最大の決め手だ。」
『うわどうしよう！心当たりがあり過ぎる！！』
「やはり父上をそのように見ていたのか！無礼にもほどがあるぞ！！」
『ごめんごめん。というか君こそなんでここにいるの？』
「僕から父上に当主としての社会勉強をしたいと申し出たんだ。早い段階から理事らと顔を合わせ親交を深めれば、いざという時に使えるからな。」
「その言葉を聞いて安心しました。」
『「っ！？」』
音もなく廊下の先から現れたレギュラスさんに、2人してビクリと肩を震わした。
彼の手に握られる杖を見て、血の気がサッと引く。
「マルフォイ家次期当主殿。今君が話していた人物はブラック家のメイドです。私と親交を深めて“いざという時に使いたい”のなら…分かりますよね？」
「──ど、どうやら僕の勘違いだったようです。レギュラス様、僕はこれにて失礼します。」
『待って！置いてかないで！！私達友達だろ！マルフォーーイッ！！！』
マルフォイは速かった
どうしてあんなに速く歩けるのか謎なほど、速かった。
「さて、ミス・ポッター。」
ニコリと微笑むレギュラスさんの目は、一切笑っていない。
「もう一度、基礎から見直す必要がありそうですね。」
『ひぇ…』
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大阪の道民 - ひぃぃ神 (2021年1月24日 15時) (
レス) id: 43f7a9dc20 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - フォスさん» いつもコメントありがとうございます！来週金曜日には更新できるかと思いますので是非お時間あれば見に来てください(^○^) (2020年12月23日 21時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
仮面タロウ(プロフ) - kanadomeさん» 嬉しいありがとうございます(笑) (2020年12月23日 21時) (レス) id: 2292ab7783 (このIDを非表示/違反報告)
フォス(プロフ) - 今回もたいへんドキドキワクワクさせてもらいました！！素敵なお話をありがとうございます！続編全裸待機で待ってます！ (2020年12月23日 20時) (レス) id: b55bbf0988 (このIDを非表示/違反報告)
kanadome(プロフ) - ちょ、きんたまは笑いますw一人でめっちゃ笑っちゃいましたw いつも楽しい小説をありがとうございます！(笑) (2020年12月23日 20時) (レス) id: 9390d9137e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仮面タロウ
| 作成日時：2020年11月5日 16時
